俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

夏の暁

2020-07-27 | 俳句・夏・時候




夏暁(なつあけ)の浜に遊べる親子かな




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夏の夜明け方をいう。







夏の夜は短く、東の空が早々と白みかける。




大洗磯前神社



夏の夜明け方の清涼感は快く、夏ならではの趣がある。







夏の暁に大洗磯前神社を参拝し、その後近くの

大洗公園を訪れた。







浜には親子三人が写真を撮って遊んでいた。




鹿島神宮奥宮



参拝は若者なりし夏の朝




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五月

2020-05-07 | 俳句・夏・時候




山を背の大吊橋に五月来ぬ




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五月は爽快感に満ちた新緑の美しい季節である。







気温も過ごしやすく、快晴の日が続くので、行楽の

好季節とされる。







みずみずしい若葉に包まれた生命感にあふれる

麗しい月である。







カトリックでは五月は聖母マリアを讃える月で、

「聖母月」と呼ばれることから、俳句でも「聖五月」

と使われるようになった。







神奈川県秦野市の秦野戸川公園を訪れた。

水無川に架かる「風の吊り橋」という大吊橋があり、

その後ろに山々が聳えていた。

新緑に囲まれ、五月が来た感が強かった。






山川に憂ひ忘るる五月かな




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立夏

2020-05-05 | 俳句・夏・時候




昼過ぎに曇つてきたる立夏かな




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二十四節気の一つで、夏の初めの日をいう。







陽暦五月五日六日頃に当たり、今年は五日。







「夏に入る」「夏来る」とも使われる。

若葉がそよぎ、陽光や風の動きに、夏がきたと

実感させられる。







朝、昼と晴れていたが、昼過ぎから次第に曇ってきた。

立夏らしさは余りなかったが、少し蒸し暑さはあった。






クレープとケバブの車夏来(きた)る




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夏の夕

2019-08-05 | 俳句・夏・時候




フランス語湖畔に聞え夏夕べ




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梅雨が明けて、日差しも夏らしくなった頃からの夕暮れ時の

ことといってよい。







山や海に日が沈み、日中の暑さも幾らかやわらぎ、ほっと

一息をつく。







道や庭に打ち水がされ、森や山があれば蜩の鳴き声が

聞えてくる。







夕暮の中禅寺湖を訪れた。

既に日は沈み、次第に暮れてきていた。







湖畔のベンチには、フランス語を話し続ける男性と、時折

相槌を打つ女性が夏の夕暮のひと時を楽しんでいるようで

あった。






夏の暮十四階のイタリアン




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夏至

2019-06-22 | 俳句・夏・時候




夏至の雨大封筒を小脇にし




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二十四節気の一つで、六月二十二日頃に当たる。







太陽の黄経が九十度に達したときで、北半球では一年中で

昼間が最も長い。







夏至は梅雨時に当たり、雨が結構降っていて畑に水溜りが

できていた。







農作物の無人販売所には、新玉ねぎとじゃがいもが売られ

ていたが、雨では誰も買う人がいなかった。







大封筒を小脇に抱えてポストへ向かったが、夏至の雨が傘

を打った。






グリーグを聴きゐて夏至の薄暮かな




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