俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

夏の川

2021-07-31 | 俳句・夏・地理




夏川の瀬音に耳を休めけり




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夏の川にはさまざまな表情がある。







盛夏になって水嵩が減り、河原が広々となった川。







山峡を涼しく流れる川。







青蘆の茂るところで子供たちが水浴びをしたり、釣りを

している川など、趣はさまざまである。







夏の川の瀬音は涼しげで心地よい。

その瀬音を聞きながら耳を休めた。






夏川に入りたる犬の出渋りぬ




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2019-08-02 | 俳句・夏・地理


華厳の滝


夕暮のただ白々と滝の音




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高いがけの上から流れ落ちる水の流れをいう。




作り滝



「作り滝」は納涼のため庭園などに人工的に作ったものを

いう。




川の滝



滝が夏の季語になったのは明治以後である。







滝壺付近に立てば迫って来る涼しさを覚える。







夕方の華厳の滝を見に行った。

観光客もほとんどおらず、滝はただ白々とした音を立てる

ばかりであった。






一抹の寂寥のあり一瀑布




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夏の川

2019-07-29 | 俳句・夏・地理




苔の橋より覗きたる夏の川




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夏の川は様々な表情を見せる。







梅雨の長雨で水嵩の増した川、盛夏に水量が減り河原が

広々となった川、渓谷を涼しく流れる川、子供たちが水遊び

をしている小川と、趣は様々である。







北茨城の山の中の夏の川は底が見えるくらい澄んでいた。







岩の間を抜けてくる水は白い飛沫を上げ、涼し気な音を

立てていた。







苔のむした橋の欄干から夏の川をのぞき込んだ。

川は岩魚でもいるかのように澄んでいた。






神籬(ひもろぎ)の前を音立て夏の川




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夏の山

2018-08-02 | 俳句・夏・地理




細道のいきなり開け青嶺かな



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青葉で覆われ、生命力に満ち溢れたみずみずしい山をいう。







登山をするような高山から、親しみのある里山までを含めた

季語。







従って、雪渓の残る高山、深山幽谷、木々の茂る雑木山

など様々な様相に変わり得る。







新緑の山、青葉の山、梅雨の山、滴る山など、それぞれ異

なった趣がある。







高山植物を見ながら細い道を辿っていると、目の前が急に

開け、前には雄大な夏山が見られた。






夏山の幾重にもあり雲浮かべ



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青田

2018-07-16 | 俳句・夏・地理




日の照つて目に沁みゐたる青田かな



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順調に根づいた稲が生育し、青々としてきた田圃の景をいう。

青田の上を吹き渡って行く風を「青田風」、その風によって青

い稲が波打つさまを「青田波」という。







日がかっと照りつけると、青田の緑が目に沁みるようであっ

た。







青田の脇には絶えず水が流れていた。






水音の絶えずしてをり青田道



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