俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

秋澄む

2023-10-24 | 俳句・秋・時候

東伏見稲荷神社

 

 

秋澄むや杉の枝の伐り落されて

 

 

 

本殿

 

 

 

秋になって大気が澄んでいることをいう。

 

 

 

 

 

 

大陸から移動性高気圧がやってきて、乾燥した冷たく新鮮な空気が流れ込む。

 

 

 

 

 

 

目に入るものがくっきりと鮮やかに見え、鳥の声や物音もはっきりと聞えるようになる。

 

 

 

 

 

 

西東京市の東伏見稲荷神社を訪れた。

秋の大気が澄んで鳥居も本殿もくっきりと美しく見えた。

そんな大気のなか、入口の御神木の杉が枝を伐り落されていた。

 

 

 

 

 

公園のヴィーナス像に秋澄めり

 

 

 

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秋の朝

2023-09-30 | 俳句・秋・時候

 

 

御溝水(みかはみづ)清清(すがすが)として秋の朝

 

 

 

蛤御門

 

 

 

立秋以後、しばらくすると朝は爽涼な気分を感じるようになる。

 

 

 

京都御苑

 

 

 

朝の空気は澄み、ひんやいと肌に感じられる。

 

 

 

清水谷家の椋

 

 

 

秋が深まるにつれて、冷やかさが増してゆく。

 

 

 

建礼門

 

 

 

京都御所の回りの塀に沿って御溝水(みかわみず)が流れている。

秋の朝そこを歩くと、さらさらと澄んだ水が流れていた。

 

 

 

土御門第跡

 

 

秋の朝木陰に入ればひんやりと

 

 

 

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秋日

2023-09-10 | 俳句・秋・時候

 

 

用水の秋日の道を歩きけり

 

 

 

 

 

 

秋の太陽、あるいはその日差しをいう。

 

 

 

 

 

 

立秋を過ぎても日差しは衰えず残暑厳しい日が続く。

 

 

 

 

 

 

秋の入日は照り方が特に激しく、華やかな感じさえする。

 

 

 

 

 

 

用水沿いに道がある。

秋日に照らされたその道を歩いた。

 

 

 

 

 

一生のなかの一瞬秋没日

 

 

 

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二百十日

2023-09-01 | 俳句・秋・時候

 

 

草傾げ吹く風二百十日かな

 

 

 

 

 

 

立春から数えて二百十日目で、九月一日頃に当たる。

 

 

 

 

 

 

この頃は台風の襲来しやすい時期とさている。

 

 

 

 

 

 

またこの時期は稲の開花期にも当たる頃で、農家は「厄日」として恐れた。

 

 

 

 

 

 

今日は二百十日。

台風は来ておらずよく晴れたが、川では草を傾げるほどの風が吹いていた。

 

 

 

 

 

左岸沿ひ除草作業の厄日かな

 

 

 

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残暑

2023-08-11 | 俳句・秋・時候

 

 

秋暑し馬の親子の像てかり

 

 

 

 

 

 

立秋を過ぎてもなお残る暑さのことをいう。

 

 

 

 

 

 

八月から九月中旬頃までは、厳しい暑さがまだ続く。

 

 

 

 

 

 

一度涼しさを感じた後にぶり返す暑さには、やりきれないものがある。

 

 

 

 

 

 

公園に馬の親子の像があり、てかてかと光っていた。

秋になっても暑さを感じた。

 

 

 

 

 

滑り台カラフルにして残暑かな

 

 

 

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