人参の抜かれしままを横目にす
セリ科の二年草。
日本で栽培されている人参には東洋系と西洋系がある。
前者は十六世紀に、後者は江戸時代末期に中国を経て渡来した。
根は前者は長く、後者は短いが、現在は短い西洋系が大勢を占めている。
根の色も黄、橙、赤など。
カロチン、ビタミンAなど各種ビタミンを豊富に含む。
漢名は「胡蘿蔔(こらふ)」。
散策していると、人参畑があった。
抜かれたままになっている人参を、横目に見ながら歩いて行った。
人参の鍋に入るるを選びけり