俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

チューリップ

2014-04-20 | 俳句・春・植物




休みなく風に揺れをりチューリップ



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ユリ科の球根植物。

小アジア原産。

西欧、特にオランダで品種改良された。







日本には江戸末期に球根が輸入され、明治大正期に普及した。







四月頃、長い茎の頂に大きな六弁の釣鐘形の花を開く。

花の色は、赤、白、黄、橙、紅、紫など様々。

日本では、新潟県、富山県が主な産地で、両県の県花になってい

る。







庭にチューリップが咲いていた。

いつ見ても風に揺れ動いていた。




ニコライ堂のチューップ


司祭へと朝の挨拶チューリップ



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八重桜

2014-04-19 | 俳句・春・植物




人影のなき山門や八重桜


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八重咲きの桜の総称。







大島桜を原種として観賞用に交配して作られた里桜のうち、花が八

重咲きになるもの。







ほかの桜よりも開花期が遅い。







《いにしへの奈良のみやこの八重桜けふ九重ににほひぬるかな》の

八重桜は「奈良の八重桜」で、花の後に果実を結ぶ。







山門の脇に八重桜が満開となっていた。

だが、そこには誰もいなかった。






風吹けば百花揺れ合ふ八重桜



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蒲公英(たんぽぽ)

2014-04-18 | 俳句・春・植物




蒲公英の堤上(のぼ)れば山見えぬ



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キク科の多年草。

野原や道端、土手などに普通に見られる。

三~五月頃、茎の先端に黄色の頭花を一つつける。

地域により、関東蒲公英、関西蒲公英、蝦夷蒲公英、白花蒲公英

などがある。







土手に蒲公英が沢山咲いていた。

その土手を上ると、遠くに残雪を乗せた山々が望まれた。






たんぽぽや幼子の足縺れさう



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雛菊

2014-04-17 | 俳句・春・植物




デージーに海の光の注ぎけり



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キク科の多年草。

西ヨーロッパ原産。

明治初期に渡来し、観賞用に花壇や鉢植えで栽培されている。

花は白、ピンク、紅、一重、八重と様々。

早春から数か月にわたって咲く。

花期が長いので、「長命菊」「延命菊」「ときしらず」とも呼ばれる。

英語名はデージー。







雛菊が海寄りの高台にいくつか咲いてた。

その雛菊に明るい海の日差しが降り注いでいた。






雛菊や「恋人の鐘」撞いてみて



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春の海

2014-04-16 | 俳句・春・地理




春の海時が止まつてゐるやうな



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春の海は、穏やかできらきらと凪ぎ、長閑に紺碧色を湛えている。

春の海を高台から眺めたが、波打ち際に白波はほとんど立たず、

深い紺碧を湛え、まるで時間が止まったように感じた。















一本の白帆立てたり春の海






島へ行く船の航跡春の海



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コメント (2)
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