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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

木下闇(こしたやみ)

2015-07-26 | 俳句・夏・植物




階(きざはし)を上ればすぐに木下闇



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夏の木々が鬱蒼と茂り、昼間でも闇のように暗く感じる木の下の

こと。

略して下闇ともいう。

「車屋の坂」という名の坂があった。

昔、ここに二台の水車があったことからついた名という。

ここは樹木が生い茂っているため、日向から入ると闇のように暗

く感じた。






長々とむじな坂とふ木下闇



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青萩

2015-07-25 | 俳句・夏・植物




大師像青萩を見てをはしけり



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花をまだつけず、葉が青々と茂っている萩をいう。







中央線武蔵小金井駅の南へ歩いて行くと、金蔵院という寺があ

った。

ここは、白萩が多く植わっているため、通称「萩寺」と呼ばれてい

るという。

境内に入ると、萩の通路となっていて、葉が青々と茂っていた。

弘法大師像が青萩を眺めておられるようであった。






大黒の青萩の下掃いてをり






青萩や山門よりの甃(いしだたみ)



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百日紅

2015-07-24 | 俳句・夏・植物




青空のビルを飾りて百日紅



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ミソハギ科の落葉高木。

中国原産。

七~九月に桃、紅、紅紫、白などの花を枝先に群がり咲かせる。







花期が長いため「百日紅」の漢名がつけられた。

また、幹が滑らかで猿も滑り落ちるということから「さるすべり」と

名づけられた。







ビルの前にピンクの百日紅が咲いていた。

青空を背景に殊に美しかった。






強風に煽られて白さるすべり



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花氷

2015-07-23 | 俳句・夏・人事




とりどりの色留めたる花氷



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氷柱の中に草花などを凍結させたものをいう。

現在では装飾用としてパーティーなどの演出に用いられることが

多い。

神社の境内に花氷が置かれてあった。

人々が次々と手を触れては「冷たい」と言うので触ってみた。

本当に冷たかった。

また、中の花が美しく、涼しげであった。






手を触れてみたくなりけり花氷



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白南風

2015-07-22 | 俳句・夏・天文




白南風に揉まれてゐたり大欅



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梅雨の晴れ間あるいは梅雨明け後に吹き渡る南風をいう。

明るく晴れ渡って爽快な気分になる。







武蔵野の面影の残る所を歩いたが、終日白南風が吹き渡って

いた。

大欅などの木々が風に揉まれていた。






白南風や「武蔵野夫人」ゆかりの地



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