俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

2015-12-26 | 俳句・冬・植物




橙や鴉の声を振り仰ぎ



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ミカン科の常緑高木の実。

インドのアッサム地方原産。

日本には中国から渡来。







果実は200グラムほどのボール状で、晩秋から冬にかけて赤

橙色に色づく。

取らずに残すと、翌年の夏に再び緑色になるので「回青橙」と

いう。






橙に差す日の淡し旅めきて



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冬の月

2015-12-25 | 俳句・冬・天文




冬満月夕餉の後は高々と



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冴え冴えとした冬の時季の月をいう。







今年の満月は38年ぶりにクリスマスと重なった。

東から昇った月は、夕餉の後に見ると空の高いところに来ていた。






時折の雲の過りや冬の月



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クリスマス

2015-12-24 | 俳句・冬・人事




クリスマスイブのシャンパングラスかな



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十二月二十五日、キリストの誕生日とされ、祝う日。

教会では聖樹を飾り、聖歌を歌ってキリストの生誕を祝う。







ヨーロッパにおいて土俗の冬至の祭と習合したもの。







前夜をクリスマスイブといい、子供たちはサンタクロースが贈り

物を持ってくると信じて眠る。







クリスマスイブをシャンパンを開けて過ごした。

久々のシャンパンに少しばかり酔った。






ニコライの鐘聞き留めぬクリスマス



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聖樹

2015-12-23 | 俳句・冬・人事




天辺の星の光れる聖樹かな



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クリスマスに、金銀の玉、豆電球、人形、贈り物などの飾りつけを

して立てる常緑樹をいう。







普通、樅や蝦夷松の若木を用いる。







樹木の最上部にベツレヘムの星をおく。







最近は、大型店舗やビル、ホテル、イルミネーション会場など多く

のところでクリスマスツリーを見かける。







その中で、ツリーの天辺に大きな星があり、呼吸をするように光る

ものがあった。






クリスマスツリー仰ぎてひと回り



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朴落葉

2015-12-22 | 俳句・冬・植物




踏む音の欅と違ひ朴落葉



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モクレン科の落葉高木。

初冬の山道などに朴の大葉が音を立てて落ちる。







欅落葉の上に朴落葉が夥しく見られた。

踏むと、欅落葉とは違った音がした。






北軽に遊びしことを朴落葉



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