俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

落葉

2019-11-20 | 俳句・冬・植物




歩き出す落葉踏む音聞きながら




にほんブログ村





散って落ちた木の葉、また、木の枝から離れて地上に

落ちるまでのものもいう。







地上に積もったばかりの落葉は踏むと快い音を立て、

少し朽ち始めた落葉はしっとりとした風情がある。







落葉には様々な木の種類があり、桜落葉、朴落葉、

柿落葉などがある。







「落葉風」は落葉を誘う風、「落葉雨」は落葉の降る様を

雨にたとえたものである。







歩き始めたところに落葉が敷かれていた。

その上を歩き、かさかさと落葉の立てる音を楽しんだ。






夕日差す一直線に落葉かな




にほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蜜柑

2019-11-19 | 俳句・冬・植物




バス停へ行くたびに見る蜜柑かな




にほんブログ村





ミカン科の常緑低木の実。







ミカン科ミカン属のうち、温州蜜柑の類、あるいは柑橘類を

総称していう。







林檎、柿と並んで日本の代表的な果物である。







日当たりが良くて風の当たらない、排水のよい土壌に

よく育つ。







バス手へ行く道に蜜柑が沢山生っていた。

そこを通るたびに色づいた蜜柑を見上げた。






不揃ひの蜜柑買ひけり道の駅




にほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柊の花

2019-11-18 | 俳句・冬・植物




柊の花の香纏ふほど立ちぬ




にほんブログ村





モクセイ科の常緑小高木。

雌雄異株。







関東北部以西、四国、九州の山地に自生するが、公園や

庭園にも植えられる。







十一月頃、葉腋に芳香のある白い小花を多数つける。







ヒイラギの名の由来は、葉の棘に触ると痛いことからで、

「ヒイラギギ(疼木)」「ハイラキ(葉苛木)」からきたとされる。







柊の花が満開となっていた。

近づくと良い香りがし、しばらくその香を纏うほど佇んでいた。






サイクリングロード渡れば花柊(はなひらぎ)




にほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬紅葉(2)

2019-11-17 | 俳句・冬・植物




冬紅葉瀞に棹さし舟きたり




にほんブログ村





冬紅葉を求めて埼玉県の長瀞を訪れた。







丁度、長瀞紅葉まつりが開催されていて、多くの人が

訪れていた。







着いたのが夕方で、夕日に照らされた冬紅葉を少し撮る

ことができた。







夜になるのを待ち、長瀞の岩畳で風景を撮った。

すると、上流から一艘のライン下りの舟が、瀞に棹差し

ながら下ってきた。







暗くなると冬紅葉がライトアップされ、益々増えてきた

観光客がスマホやカメラを向けていた。






 「ここに我句を留むべき月の石 高浜虚子」の
句碑ありてライトアップの冬紅葉




にほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀杏落葉

2019-11-16 | 俳句・冬・植物




銀杏落葉に女座つて撮られをり




にほんブログ村





銀杏はイチョウ科の落葉高木で、黄葉や落葉は他の

落葉樹に比べて遅い。







並木道や公園を金色に染める銀杏落葉は、初冬の

美しい景である。







銀杏落葉が厚く重なり、絨毯のように敷かれると、

ふわふわとした上を歩くのが楽しくなる。







銀杏落葉の上に若い女性が座り、それを男性が写真に

撮るといった光景があちらこちらで見られた。






歩かむと銀杏落葉の径かな




にほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする