今日は花金だった。日本語学科のある麦廬園キャンパスで3時過ぎのスクールバスに乗ると、先客は一人しかいなかった。その人は途中の風林校園で降りたので唯一の乗客となった私は、バスが宿舎横を通ったときにわがまま言って降ろしてもらった。こういう要求をしたのは初めてだが、私が一番好きな運転手さんだったので厚かましくお願いしたところ、ニコニコしてバスを止めてくれた。ほらね~
部屋に戻って、YAHOO!Japanの画面を出すと、いつも右横にある今日の運勢は「天秤座91点」との表示である。
(ああ、どうりで。今日は気分いいはずだわ~。ラッキー!)と、ますます解放的になり、コーヒーを飲みながら学生の宿題メールをチェックしていたら携帯電話のコール音がした。
新平老師だ。深刻な声で、
「今ニュースで言っていました。東京で地震があったそうです。ものすごく大きい地震だそうです。マグニチュード8.8と言っていました。」
それを聞いて、我が息子の顔がさっと頭をよぎった。礼を言ってすぐに切り、息子の携帯にメールを送っている途中で、もう一度電話が鳴った。
「ああ、東京じゃなくて、東北地方だそうです。百年以上なかったほどの大地震だそうです。」と。
再び礼を言って切り、ほっとしたのも束の間、今度は甥や親しい人が仙台に住んでいることに気づいた。
息子自身の安否から甥の安否の確認を問うメール文に切り替えて送った。
一息つく間もなく、次は2年生の席さんという女の子から次のようなメールが入った。
「さっきのニュースを聞いて、日本の北東部の宮城県は8.9マグニチュードの地震がありましたが、大丈夫ですか。。
すごい心配なので。日本の国民はとても悲しいですが、困難に遭っても、もっともっと強くなるんじゃないか。みんなが気持ちを一つにし、力を合わせて努力して、困難を乗り越えて下さい。頑張って下さい!」
これは、日本に住む全ての人へ宛てたものだと思い、ここに転載することにした。(こんなところに載せるだけでは、ブログを読んでくださっている50人ぐらいの皆さんが見るだけのことなのだが、私のできるベストだ)
夕方6時ごろ、(さっき二人とも「ニュースで知った」ということだったな。ひょっとしてテレビでもやっているかも)と思いついた。いつも全然テレビを見ないので、気がつくのが非常に遅い。
中国国営放送CCTVのニュースがたまたまやっていて、さらにたまたまちょうど日本の地震・津波ニュースの最中だった。映像は津波が海岸を総なめしているところを空から撮影している動画だった。1分ほどでそのニュースは終わり、次の国内ニュースに移った。
他のチャンネルを探していると、CCTVの英語チャンネルでそのニュースをしていた。その番組はかなり長時間、特集のように日本からの電話中継であれこれ質問していたが、何人も交代で出てくるわりに、話は似たり寄ったりで、JRがストップしたの、自衛隊が派遣されたの、津波の被害はひどいのと、情報は画一的だった。
その番組のアンカーの女性は、この日本の地震津波被害を世界の地震津波災害と同列に並べ、国連の援助などに言及しているのが、印象的だった。国内向けと外国人?向けでは報道の仕方が全然違うと感じた。
39人(夕方7時現在)が亡くなったという。行方不明者は何百人もいるとのこと。本当に不運で気の毒だ。この中に「天秤座91点」の人もいたんだろうな。地震津波は、可愛いさざ波のような占いの幸運・不運なんかあっという間に飲み尽くし意味なきモノにしてしまう。
東京練馬区の息子から「一応無事だが、屋根瓦が落ちて自分の車ボコボコ、鏡ガラス割れ、都内10万人が立ち往生」とさっきメールがあった。
部屋に戻って、YAHOO!Japanの画面を出すと、いつも右横にある今日の運勢は「天秤座91点」との表示である。
(ああ、どうりで。今日は気分いいはずだわ~。ラッキー!)と、ますます解放的になり、コーヒーを飲みながら学生の宿題メールをチェックしていたら携帯電話のコール音がした。
新平老師だ。深刻な声で、
「今ニュースで言っていました。東京で地震があったそうです。ものすごく大きい地震だそうです。マグニチュード8.8と言っていました。」
それを聞いて、我が息子の顔がさっと頭をよぎった。礼を言ってすぐに切り、息子の携帯にメールを送っている途中で、もう一度電話が鳴った。
「ああ、東京じゃなくて、東北地方だそうです。百年以上なかったほどの大地震だそうです。」と。
再び礼を言って切り、ほっとしたのも束の間、今度は甥や親しい人が仙台に住んでいることに気づいた。
息子自身の安否から甥の安否の確認を問うメール文に切り替えて送った。
一息つく間もなく、次は2年生の席さんという女の子から次のようなメールが入った。
「さっきのニュースを聞いて、日本の北東部の宮城県は8.9マグニチュードの地震がありましたが、大丈夫ですか。。
すごい心配なので。日本の国民はとても悲しいですが、困難に遭っても、もっともっと強くなるんじゃないか。みんなが気持ちを一つにし、力を合わせて努力して、困難を乗り越えて下さい。頑張って下さい!」
これは、日本に住む全ての人へ宛てたものだと思い、ここに転載することにした。(こんなところに載せるだけでは、ブログを読んでくださっている50人ぐらいの皆さんが見るだけのことなのだが、私のできるベストだ)
夕方6時ごろ、(さっき二人とも「ニュースで知った」ということだったな。ひょっとしてテレビでもやっているかも)と思いついた。いつも全然テレビを見ないので、気がつくのが非常に遅い。
中国国営放送CCTVのニュースがたまたまやっていて、さらにたまたまちょうど日本の地震・津波ニュースの最中だった。映像は津波が海岸を総なめしているところを空から撮影している動画だった。1分ほどでそのニュースは終わり、次の国内ニュースに移った。
他のチャンネルを探していると、CCTVの英語チャンネルでそのニュースをしていた。その番組はかなり長時間、特集のように日本からの電話中継であれこれ質問していたが、何人も交代で出てくるわりに、話は似たり寄ったりで、JRがストップしたの、自衛隊が派遣されたの、津波の被害はひどいのと、情報は画一的だった。
その番組のアンカーの女性は、この日本の地震津波被害を世界の地震津波災害と同列に並べ、国連の援助などに言及しているのが、印象的だった。国内向けと外国人?向けでは報道の仕方が全然違うと感じた。
39人(夕方7時現在)が亡くなったという。行方不明者は何百人もいるとのこと。本当に不運で気の毒だ。この中に「天秤座91点」の人もいたんだろうな。地震津波は、可愛いさざ波のような占いの幸運・不運なんかあっという間に飲み尽くし意味なきモノにしてしまう。
東京練馬区の息子から「一応無事だが、屋根瓦が落ちて自分の車ボコボコ、鏡ガラス割れ、都内10万人が立ち往生」とさっきメールがあった。