毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

福島1・2号機が外部と電源つながった~!! 2011年3月19日(土) No.90

2011-03-19 22:59:40 | 中国事情
 今日は土曜日、授業無し。朝から雨。南昌は例年この時期には雨ばかりと学生が言う。今年は冬も暖かく、雨も少ないと言う。私はそんな年に来られてラッキーだったんだ。それでも私には十分寒い冬だったが…。
 東日本、東北は天気が下り坂に向かうとのこと。どうぞ、速く道路が復旧し、燃料、食料が円滑に届きますように。必死で作業をしてはる方々にも心身にものすごいストレスがかかっていると思う。頭が下がるというか、地べたにこすりつけたいぐらいだ。

 かたや防衛省、警視庁、東京消防庁、東電、そして民間関連会社の皆さんの踏ん張りが、福島第一原発1号機から3号機までの炉心冷却状態を現在安定的にさせているとのニュース。枝野さんもどんなにかホッとしただろうなあ。て言うか、日本中が、世界中が、取りあえずとは言え(はあ~っ)とため息をついたんじゃないだろうか。
 予断は許さないけれど、日本の島で、日本人も外国人も総力をあげてむちゃくちゃ頑張っていることがヒシヒシと、刻一刻、こちらにも伝わってくる。ここでは祈ることしかできないが。

 「1,2号機、外部からケーブル引いて電源につなげた」(19:34)
今日は、奇跡の第一歩の始まりかしら。ポンプやバルブなどの装置の機能チェックができて、何も問題が無ければ、電気による炉心、使用済み核燃料プールの冷却を開始するという。どれくらいかかるのだろう。何とか順調にいきますように。天国の両親にこの間何回も頼みまくっているが、あの人達も人は良いんだけど、パワーがねえ…。避難所の年配の方を見ると、我が両親と重なる。

 我が息子は東京に住んでいる。地震直後にはおどけた写真付きでバリバリの元気者風メールが来た。一週間後の昨日は、「元気な者は元気でいなな。」(関西弁で読んでね)と、自分に言い聞かせるムードになっていた。(それほど、東京のみんなはこの一週間、緊張にさらされて暮らしていたんだなあ)と思った。
彼は「いつでも逃げる用意はしてある。」と、借金踏み倒して高飛びする人みたいなことも書いていた。
我が息子のように、気楽で猫2匹以外、財産も持たない者は、移動もしやすいだろう。しかし、愛着のある家もあり、長年親しんだ街に住み、毎朝犬の散歩をしながらご近所の人と挨拶するような暮らしを続けてきた人にとって、新たなる場所への移動はものすごく辛いことだと思う。
 できれば、このまま、このまま、何とか持ちこたえてくれますように。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする