3/11から15日も経ったんだ。みんないろんな事を考えるわけだ。疲れるのでネットの書き込みタイトルだけちらっと見て、あまり全文を読まないようにしているが…。
地震直後の、全世界が絶賛した「日本人の沈着冷静さ」なるものについて、
①なぜそれができたのか
②なぜ長続きしないのか
③人々の行動を決定する判断基準は何か
④これからの日本社会はどう変わるのかなど、
まもなくたくさんの論文や本が出ることだろう。自分でも少しは考えなくちゃとは思うが、鳥たちの餌やりに傾く今日この頃だ。
東日本大震災後の日本の人々は、遠くにいる私がネットなどで感じるに、
①自分のことだけを考えて行動する人
②自分とみんなの利益を分け合おうとする人
に分かれ、さらに②の利益を分け合おうとする人々の中でも、
a)静かに自律的にそれを実践する人
b)他人に同調を求める人
がおり、またその上を行く
③全体の利益の前に個人の楽しみは最小限にすべきであると主張する人
などが出現している気配がする。
何と言っても、②のa)が多数を占める状態が、やっぱ居心地いいよね。震災直後の状態はそれだったのではないだろうか。
日本に居て、ときどき息苦しかったのは、「みんな同じであるべき」ムードが漂ったときだ。
日本に居て、ときどきクサクサしたのは、「白なの?黒なの?どっち?あ、白か!それえ~~~!」と思慮深さの真逆の怒濤の進撃に遭遇したときだ。
震災後15日の現在、日本国内で①と③の勢力が増してきていないか、ちょっとビクビク危惧している。
といって、自分に何ができようはずもないので、ひたすら日常のことをこなすだけだ。
昨夜は、財大と隣の理工大の合同日本語コーナーを、共同開催した。私としては初めての体験だ。理工大の学生15人がムラオカ先生に連れられ、夕方、歩いてニコニコやって来た。迎える財大の子たちもワクワクソワソワして、女の子は髪に桃の花を飾ったり、いつも髪の毛を後ろに無造作にくくっているのに、昨日はちょっとでもおしゃれしてフワッと垂らしたりしていた。
知り合いになるために、簡単なインタビューをしたり、大学対抗紙相撲大会をして遊んだ。たったそれだけのことだが、みんなとても楽しそうだった。
理工大の子達が帰った後、夜道のキャンパスを男子学生数人と歩きながら、乗り合いタクシー乗り場へ向かった。
彼らは口々に、
「理工大の女性達は、み~んな本当にきれいです!」と言う。
どこに行っても、男という者は…。
一人、リュウカクサンという学生だけは、紙相撲の面白さに心を奪われたようで、私があげた土俵の箱(AMAZONの空き箱)を嬉しそうに脇に抱えて寮に帰っていった。(きっと寮で一人、紙相撲大会の続きをするんだろうな。)ちょっとホッコリ。
地震直後の、全世界が絶賛した「日本人の沈着冷静さ」なるものについて、
①なぜそれができたのか
②なぜ長続きしないのか
③人々の行動を決定する判断基準は何か
④これからの日本社会はどう変わるのかなど、
まもなくたくさんの論文や本が出ることだろう。自分でも少しは考えなくちゃとは思うが、鳥たちの餌やりに傾く今日この頃だ。
東日本大震災後の日本の人々は、遠くにいる私がネットなどで感じるに、
①自分のことだけを考えて行動する人
②自分とみんなの利益を分け合おうとする人
に分かれ、さらに②の利益を分け合おうとする人々の中でも、
a)静かに自律的にそれを実践する人
b)他人に同調を求める人
がおり、またその上を行く
③全体の利益の前に個人の楽しみは最小限にすべきであると主張する人
などが出現している気配がする。
何と言っても、②のa)が多数を占める状態が、やっぱ居心地いいよね。震災直後の状態はそれだったのではないだろうか。
日本に居て、ときどき息苦しかったのは、「みんな同じであるべき」ムードが漂ったときだ。
日本に居て、ときどきクサクサしたのは、「白なの?黒なの?どっち?あ、白か!それえ~~~!」と思慮深さの真逆の怒濤の進撃に遭遇したときだ。
震災後15日の現在、日本国内で①と③の勢力が増してきていないか、ちょっとビクビク危惧している。
といって、自分に何ができようはずもないので、ひたすら日常のことをこなすだけだ。
昨夜は、財大と隣の理工大の合同日本語コーナーを、共同開催した。私としては初めての体験だ。理工大の学生15人がムラオカ先生に連れられ、夕方、歩いてニコニコやって来た。迎える財大の子たちもワクワクソワソワして、女の子は髪に桃の花を飾ったり、いつも髪の毛を後ろに無造作にくくっているのに、昨日はちょっとでもおしゃれしてフワッと垂らしたりしていた。
知り合いになるために、簡単なインタビューをしたり、大学対抗紙相撲大会をして遊んだ。たったそれだけのことだが、みんなとても楽しそうだった。
理工大の子達が帰った後、夜道のキャンパスを男子学生数人と歩きながら、乗り合いタクシー乗り場へ向かった。
彼らは口々に、
「理工大の女性達は、み~んな本当にきれいです!」と言う。
どこに行っても、男という者は…。
一人、リュウカクサンという学生だけは、紙相撲の面白さに心を奪われたようで、私があげた土俵の箱(AMAZONの空き箱)を嬉しそうに脇に抱えて寮に帰っていった。(きっと寮で一人、紙相撲大会の続きをするんだろうな。)ちょっとホッコリ。