勤め先の国際交流與合作処というのは、外国人教師達が円滑に仕事ができるようにするオフィスだが、そこが今回の災害を心配し、日本人の私とJICAの新しい職員を招いて、昼食会を開いてくれた。
正直言うと、本当に行きたくなかった。しかし、小規模であること、学長とかは来ないようなので、気楽かなと思い、財大キャンパス内のゲストハウスに出かけて行った。
実際、メンバーはオフィスのAlex(中国の人だが、覚えやすいようにこういう名前を名乗っている)、Sophia、朱さん、運転手さん、シンピン先生と我々日本人2人で、とても気楽な雰囲気だった。
朱さんの息子さんは、今北京に住む大学生だが、日本に滞在したことがあり、とても日本の事を心配しているとのこと。朱さん自身も、地震が起きて数日後、オフィスで会ったときに「家族は大丈夫か。日本と中国は友だちだ。日本の苦しみはよく分かる。我々は四川省で助けてもらったことを忘れていない。」と日本語、英語、中国語を混ぜて話してくれた人だ。
今日もまた、ゲストハウス内のレストランでランチを食べながら、日本の歌を知っていると言って、「昴」「四季の歌」「北国の春」「時の流れに身を任せ」やらを、全部中途半端に歌ってくれた。
1960年代生まれは、日本の歌に詳しいそうだ。文化大革命後、中国の人々に日本の歌がどう受けとめられたのか、とても関心があった。しかし、「文化革命」を話題にするには人数が多すぎ、気心が知れているとは言いづらいものもあって、ひたすらジュースみたいなライトワインを飲み、美味しい白身魚をいただき、ピーマンと間違って唐辛子を食べ、口から火を吹いたみたいになっていた。
昼食会では、少しだけ日本の震災について聞かれたが、後は普通の気楽なお喋りで、ホッとした。震災について心の中を見せて丁寧に説明するには、まだエネルギーが足りない。かなり回復しているのだが、何かが胸の中でもつれている。
でも、朱さんの連れ合いである管理人のミズ呉や、もう一人の管理人ミズ劉が、私の日本土産へのお返しだと言って、中国のお茶やお菓子をわざわざ買ってプレゼントしてくれたり、ミズ劉が管理人室においてある仏様に日本のことを拝んでくれたりして、心遣いを見せてくれる。中国のおばちゃん達の心に触れて、ホロッと涙が出そうになる。
正直言うと、本当に行きたくなかった。しかし、小規模であること、学長とかは来ないようなので、気楽かなと思い、財大キャンパス内のゲストハウスに出かけて行った。
実際、メンバーはオフィスのAlex(中国の人だが、覚えやすいようにこういう名前を名乗っている)、Sophia、朱さん、運転手さん、シンピン先生と我々日本人2人で、とても気楽な雰囲気だった。
朱さんの息子さんは、今北京に住む大学生だが、日本に滞在したことがあり、とても日本の事を心配しているとのこと。朱さん自身も、地震が起きて数日後、オフィスで会ったときに「家族は大丈夫か。日本と中国は友だちだ。日本の苦しみはよく分かる。我々は四川省で助けてもらったことを忘れていない。」と日本語、英語、中国語を混ぜて話してくれた人だ。
今日もまた、ゲストハウス内のレストランでランチを食べながら、日本の歌を知っていると言って、「昴」「四季の歌」「北国の春」「時の流れに身を任せ」やらを、全部中途半端に歌ってくれた。
1960年代生まれは、日本の歌に詳しいそうだ。文化大革命後、中国の人々に日本の歌がどう受けとめられたのか、とても関心があった。しかし、「文化革命」を話題にするには人数が多すぎ、気心が知れているとは言いづらいものもあって、ひたすらジュースみたいなライトワインを飲み、美味しい白身魚をいただき、ピーマンと間違って唐辛子を食べ、口から火を吹いたみたいになっていた。
昼食会では、少しだけ日本の震災について聞かれたが、後は普通の気楽なお喋りで、ホッとした。震災について心の中を見せて丁寧に説明するには、まだエネルギーが足りない。かなり回復しているのだが、何かが胸の中でもつれている。
でも、朱さんの連れ合いである管理人のミズ呉や、もう一人の管理人ミズ劉が、私の日本土産へのお返しだと言って、中国のお茶やお菓子をわざわざ買ってプレゼントしてくれたり、ミズ劉が管理人室においてある仏様に日本のことを拝んでくれたりして、心遣いを見せてくれる。中国のおばちゃん達の心に触れて、ホロッと涙が出そうになる。