今日のひとネタ

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尾崎亜美コンサートLife Begins at 60 レポその2

2017年07月25日 | 尾崎亜美

 今回はセットリスト以外の部分を書いておきましょう。ほぼ自分のための備忘録というか感動の反芻というか。

 亜美さんがどんな衣装だったかはご本人のブログで写真を見ていただければわかりますが、第1部が真っ赤なドレス(?)で帽子もブーツも同じ燃えるような赤でした。還暦カラーです。そして2部が白い衣装で後ろは尻尾が生えてるようにもこもこしてて、イメージとしてはNatural Agencyのライブで天使のウインクを歌ってたときのような感じです。1部と2部と合わせて紅白なんですね。

 今回1部はゲストが亜美さんの歌を歌い、2部は亜美さんご本人が歌うという構成。初日のLa Dillは元々オペラで活躍している方々ですが、亜美さんが曲を提供しプロデュースした関係で今回の参加となりました。何しろこういう歌声を聞く機会は滅多にないので、うちの妻なぞはうっとりしておりました。帰り道でもこの人達の話ばっかしてたような…。

 次が真心ブラザーズですが、亜美さんや礼さんとは行きつけのお寿司屋さんが一緒なのだとか。すごく仲良さそうにしゃべってましたが、寿司屋のカウンターと同じ雰囲気の会話だとか。今回メンバーの桜井さんが「時に愛は」を男性目線の歌詞に変えて歌ってました。それも今回のための特別企画ではなく22年前にCDでリリースし、その際には亜美さんや松本伊代さんにも許可を取っていたとのこと。本人によると、男性の心理で行くと「好きな娘の肩に触れたりするとそれこそ心臓はバクバクで超ハイテンションになるのが当たり前!」ということで、派手なラテンロックのアレンジになったそうです。そういう解釈は面白いですね。

 ステージでは亜美さんがシェイカー振ったりしてましたが、何しろ小原礼&屋敷豪太のリズムが強烈でした。二日目は特に調子が出てて曲が終わったとき、亜美さんがそのコンビを絶賛してたり。このバージョンが気になって調べてみたら、なんと真心ブラザーズとしてではなく、桜井秀俊&パイオニアコンボによるものだったんですね。YO-KINGさんは関わってなかったのでしょうか。そもそも真心ブラザーズについては詳しくないのですが。そういえば、今回YO-KINGさんはハーモニカ担当でした。演奏では出だしの桜井さんの切れのいいギターソロが印象的でした。

 次の浜崎貴司さんの登場の際には、亜美さんが「目の下にクマのある人で…」なんて言ってましたが、今回のゲストの中では一番異質だったかもしれません。BSの音楽番組「Musica」のゲストに出たときに亜美さん、礼さんと仲良くなったようですがすごく存在感のある人です。以前つじあやのさんとカルピスのCMで「My Song for You」を歌ってたそうですが、今回は一人での歌唱。亜美さんがコーラスを入れてたものの、ほとんどソロで歌いきってました。こういう機会でもないと見られないパフォーマンスですが、いいもの見せて貰いました。

 次に小坂忠さんが出てきたので、早々に「名も無い歌でいい」を歌うかと思ったら、なんと「風のライオン」でした。黒いベストの背中がヒョウ柄なのを相当いじられてたのですが、ヒョウ繋がりでライオンの歌と(?)。

 アレンジはあの「Amii-Phonic」のヴァージョンで、小坂忠さんが福山氏とはまた違った味のヴォーカルを聞かせてくれましたが、亜美さんとのハモりもバッチリで鳥肌ものでした。演奏は是永さんがあのアルバムでの小倉さんのアコギを完コピしてて、小原さんがハーモニカを吹くという豪華版。これも今回限りとするにはもったいない出来だったと思います。

 そして1部最後のゲストが観月ありささん。実をいうと「まぁ彼女を生で見られるならいいか」というくらいの期待感だったのですが、出てきたら物凄いオーラ。この世にこんなに輝いてる生き物がいたのかと思うくらいで、完全に視線は彼女に釘付けになりました。本当に驚いて歌はあんまり覚えてないくらい(笑) 演奏はデビューの時のオリジナルではなく、現在彼女が歌っているものでもなく、亜美さんの「Points-3」のアレンジでした。今回のステージでは当時のレコーディングの様子も紹介してましたが、亜美さんの要求に応えるべく彼女の負けん気が発揮されてなかなかの緊張感だったとか。それですっかり仲良くなったため、観月さんはやたらと亜美さんに電話を掛けて学校での悩みを相談してたとか。まだ携帯電話のなかった時代なので、亜美さんだと思ってしゃべってたらお母さんだったとかそんな話もありました。この共演は1日だけだったのですが、これも今回限りではもったいないと。

 ということで、長くなったので続きは明日。それにしても、今回思ったのはDr.Kyonさんが本当に素晴らしいプレイヤーだということ。そんなにリハの期間は取れなかったと思うのですが、どの曲もバッチリでした。他の方々はちょくちょく見てるので素晴らしいのは知ってましたが、あの人の仕事人振りにはすっかり感心してしまったのでした。なんかギャラ高そう…(ボソッ)