NHKFMの「歌謡スクランブル」は、今週「プレイバック80年代」という特集。今日は一回目で、ほとんどが1980年に発売された曲です。オンエアリストは以下の通りで、私はもちろん全部知ってました。
ダンシング・オールナイト/もんた&ブラザーズ
ジェニーはご機嫌ななめ/ジュ―シィ・フルーツ
テクノポリス/YELLOW MAGIC ORCHESTRA
RIDE ON TIME/山下達郎
哀愁でいと(NEW YORK CITY NIGHTS)/田原俊彦
大きな森の小さなお家/河合奈保子
裸足の季節/松田聖子
唇よ、熱く君を語れ/渡辺真知子
私はピアノ/高田みづえ
さよなら/オフコース
みちのくひとり旅/山本譲二
もしもピアノが弾けたなら/西田敏行
僕等のダイアリー/H2O
やさしさ紙芝居/水谷豊
心の色/中村雅俊
ワイワイワールド/水森亜土 、こおろぎ’73
ハローララベル/堀江美都子 、コロムビアゆりかご会
ラムのラブソング/松谷祐子
長い夜/松山千春
キッスは目にして!/ザ・ヴィーナス
恋人よ/五輪真弓
ルビーの指環/寺尾聰
このあたりのヒット曲はいくらでも語れるのですが、主なところからウンチクを並べてみましょう。
「ダンシング・オールナイト」は、先日ギタリストの西山毅さんが動画チャンネルでこのギターソロの話をしてました。それも、もんた&ブラザーズの高橋マコトさんがゲストで、その時の話によると、これをレコーディングした段階ではまだバンドがなかったものの「これはヒットする」という手ごたえがあったので、テレビ出演用にメンバーを集めたそうです。なので、レコーディングには高橋さんは関わってないそうです。意外な話ですが、それにしてもかっこいいギターソロです。録音で誰が弾いてたかは、高橋さんは明かしてません。
「ジェニーはご機嫌ななめ」も、西山毅さんの動画チャンネルで見ました。イリヤさんによると、これは録音した時はヒットするかわからなくてテレビで歌うのを想定してなかったとか。それで、あらためて歌ってみたらキーを合わせにくく、歌番組でやる時は半音だか一音だか上げてたんですと。それもまた凄い話ですね。
田原俊ちゃんについては、前に徳光さんが「音符通りに歌わない人」と言ってて、なかなかナイスな表現だと思ったり。
河合奈保子さんについては、「彼女はピアノやってて初見がきくから、デビュー曲の譜面を貰った時に嬉しそうにすぐ歌ってた」という話を当時のラジオマガジンかなんかで読みました。本当かどうか知りませんが、あの人の場合はありそうですね。
松田聖子のデビュー曲は?と言われても、ファンでない人は即答できないかも。最後まで歌っても歌詞には出てきませんしね。「えくぼの秘密」とかいうフレーズが印象的です。なお、中森明菜のデビュー曲は?と言われて、「スモウ・ローション」と答える人はまだいい方で「熟女B」と言う人は重症です(?)。
今日の中で珍しい曲は「僕等のダイアリー」ですが、このタイトルを聞いてすぐ歌える人はどれくらいいるでしょうか。私はドラマ見てたので大体わかりますが、全部歌えと言われると無理。歌詞わからないし。当時はヒットしたのでしょうか。
五輪真弓の「恋人よ」は、漫画家のいしかわじゅん先生が歌詞の「マラソン人(びと)」に違和感あると散々言ってました。確かにその辺を走ってる人を見て「あ、マラソンびとだ!」と叫ぶ奴は見たことないし、趣味がジョギングだと言って「ふ~ん、マラソンびとなんですね」と言われたら付き合いを考えます。まあ「その歌詞おかしいんじゃないの?」と思って聞き直すのがヒットに繋がったのかもしれません。
と、こんな感じであれこれ語れるのが80年代歌謡のいいところ。今日の放送を聞きたい人は、らじるらじるの聴き逃しでどうぞ。1週間聞けます。そして、明日は「まちぶせ」です。ふっふっふ。