生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

はじめての酷評

2014-09-13 | 日記風

この前、本に対して初めて酷評を頂戴したあせあせ

商業出版した以上、不特定多数の人が読むのだし、
かならず酷評は来るものだと思っていたが(汗)あせあせ(飛び散る汗)……。

指摘内容は、最も想定内の内容である。

研究者や学者の方は同じように感じると思うので、
私の考えを書き綴っておくことにしたペン


メソ気象の研究者からのメール。
大雑把にはこんな内容であった。

内容の厳密性や表現方法に賛同できない。
スーパーセル、爆弾低気圧などの刺激的な言葉の定義がさっぱりわからない。
ゲリラ豪雪、ピンポイント豪雨、ミニスーパーセルなど
新設用語・造語も多く、しかも定義づけがされていない
科学書としていかがなものか……
といった内容が厳しめの言葉で書かれていた。


私は、以下のように返信した。

本書では、気象エンターテインメント、
とにもかくにも、楽しく親しみやすいことを目指した。
わかりやすさ重視のため、些か厳密性が犠牲になったことは否めない。

多くの読者は、定義などにはあまり興味がないだろうと思い割愛した。

勉強嫌いの中学生くらいの子でも読めるよう、
なるべく科学書っぽくないテイストを目指し、
「気象は堅苦しいものでも難しいものでもない」というメッセージを込めた。

尚、私の不勉強や表現力不足に起因する部分については改正する。

と……。


著者は往々にして、自分の書籍を「子ども」と表現する。

子どもが不始末をしたら詫びることは必要だが、
「うちの子は腐ったミカンじゃないんです。ダイヤモンドなんですぴかぴか(新しい)
と言ってやることも絶対に必要だ。
(もちろんモンペにならないようTPOを弁えて……)

今回、私は主にそういう立場を取った。


乱暴な言い方をすれば、
正確な知識なんて、どっか見りゃ書いてあるし、
私がそれを伝えることに、あまり価値を感じていない。

何はともあれ、興味を持ってもらうこと。
おもしろいと思ってもらうこと……。
興味を持ったら、クラシックな教科書で勉強するといいと思う。

興味をそそるのが私の仕事で、
そこから先は、おそらく私の担当する仕事ではあるまい(笑)。
と開き直ってみるウッシッシ


尤も「大雑把」というのは私の大きなウイークポイントであることも確か。

プログラマの新人時代に、
「あちこちいじくってたらプログラムがおかしくなりました」
と上司に報告したら、発狂されたことがある爆弾衝撃

どこをどのようにいじったら、どのような症状が出たか、
を報告するのが、本来の科学的な態度なんですよね……。

コメント
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