生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

少年法に反対する理由

2014-10-18 | 社会・法律・労働

失神ゲーム 中3生徒に度々暴行
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3101273


ニュースに関連してえんぴつ

私は少年法に大反対である。
国家総動員法と同じくらいの悪法だと思う。

少年法の是非は、
「被害者が理不尽を我慢するか、加害者が理不尽を我慢するか」
という論点に集約できる。

被害者に
「運が悪かったと思って諦めてくれ」と要求するか、
あるいは加害者に
「あなたを罰するのは酷かもしれないが、
やってしまったことは仕方ない。諦めて刑罰を受けてくれ」
と要求するかという問題だ。

少年法は、前者の立場を支持していると思われるが、
私は、後者の方がよほど理に適っていると思うのだ。


また、事件が起こった時点で「歪み」が発生したことになる。
その「歪み」を被害者側にしわ寄せするか、
加害者側にしわ寄せするか。

加害者の権利を、被害者より優先させることがあってはならない、
つまり前者はありえないと思うのだが、現実には……。

だから極端な話、2歳児が犯罪を犯したとしても、
被害者保護の立場から、成人と同じように対処するべきだと思う。



他にもいくつか、少年法に反対する理由はある。

まず、「年齢」で区切ることに疑問がある。
たとえば5歳で大学入試の問題を解いてるような「化け物」が
現実に存在する。

いや、もっと恐ろしいことは、
真の天才は頭のよさそうに見えないこと!

本当に頭のいい人は、「頭がいい」と他人から思われることに
あまりメリットがないことに、かなり早い段階で気づいてしまう。
そこで、わざとトンマにふるまう可能性がある……。
そういう「化け物」が少年法を悪用しないとも限らない。


いっそ少年法をなくしてしまうか、
あるいは、個人の情状を詳細に検討するようにするか。。。

そうしなければ、被害者は報われまい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする