東京人にとって。未来永劫忘れることができない大雪の日
1985年以降のそんな日を思い出してみる。
すると、以下12日をピックアップできた。
この12日間はレジェンドとして、後世に語り継ごうではないか!
●【2014年2月14~15日】
記憶に新しい2014大雪コラボ弟。
100ミリ以上の降水の数分の一が、雪として降ったから堪らない。
関東平野の各地で50センチ以上の積雪、都心も27センチ。
降水がすべて雪として降った山梨県では、
150センチ近い積雪があったところも。
1日で150センチも積もることは、世界レベルでもそうそうあるまい。
●【2014年2月8~9日】
記憶に新しい2014大雪コラボ兄。
近年にない寒気に覆われたところを、完璧なまでの南岸低気圧が通過。
30~40ミリの降水の大半が、氷点下で降ってしまう。
千葉33センチ(史上1位)、都心27センチなど。
●【2013年1月14日】
南岸低気圧が台風並みに発達しながら通過。
雨予報だったが、昼前から雪に変わり、各地で暴風雪に。
とんでもない成人の日になってしまった。
河口湖43センチ、横浜13センチ。
「ゲリラ豪雪」として伝説となっている1986年3月23日の
劣化版のような降雪パターンといえよう。
●【2001年1月27日】
南岸低気圧が発達・閉塞しながら通過。
雨予報だったが、気温が低くなり暴風雪模様に。
内陸で50センチ近い積雪。
都心の公式記録は8センチだが、
すぐ近くでも明らかに20センチくらい積もっていた。
1998年1月15日と似た降雪パターン。
●【1998年1月15日】
1998大雪コラボ弟。降水量の多さが特徴。
50ミリ超えの降水が雪やみぞれとして降ってしまった。
各地で暴風雪。八王子で積雪38センチ、内陸では50センチ以上のところも。
都心は16センチ。
都心部でスキーをする人の姿が見られた。
世にも珍しいことに、数日間、東京に「なだれ注意報」が発令。
●【1998年1月8~9日】
1998大雪コラボ兄。降水量30~50ミリと多い。
雷を伴い、各地で大雪。
都心15センチ。
●【1996年2月17~18日】
停滞前線型の大雪。降水は強くないが、
0℃前後での降水が長引いたため、積雪量が多くなったパターン。
横浜22センチ(降水量16ミリ)、都心14センチ(降水量12ミリ)
●【1994年2月12日】
静かな大雪。
都心では降水量は25ミリだったが、
ほぼ氷点下で降ったため、積雪は23センチに。
低温・それなりの降水量・それなりの発達……
ある意味、優等生的な南岸低気圧と言えそう。
●【1992年1月31~2月1日】
1994の事例に比べ、激しさが特徴的な大雪。
降水量は50ミリ以上で、暴風や雷を伴う。
都心など、気温が1℃前後と、大雪にしては高温だったが、
降水の強さゆえ、大雪になったパターン。
都心17センチなど。
●【1990年1月31~2月1日】
都内の中学入試を直撃したことでニュースになった。
1996と似た、停滞前線タイプの大雪。
都心11センチ、水戸27センチ。
都心の最高気温が1.5℃という記録的な低さ。
●【1986年3月23日】
台風並みの爆弾低気圧が通過。
雷を伴った暴風雨だったが、突然雪に変わり大混乱に。
絵に描いたようなゲリラ豪雪の事例。
内陸では100センチ近い積雪に至った模様。
みぞれでもたついた都心は9センチにとどまる。
●【1986年2月18~19日】
雨に変わる予報であったが、最後まで雪で降ってしまった事例。
横浜37センチ、都心18センチ。
「低気圧が八丈島より北を通ると雨」が当てはまらない例としても代表的。
そして……1984年は永遠に語り継がれる超レジェンドな年である。
都心で29回も雪が降り、総積雪量が92センチに達したというおっそろしい年
2014年の大雪コラボを経験してもなお、
1984はレジェンドであり続ける……。
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