10日に次いで今日14日も、
東京などは予想されたほどの雪にはなりませんでした。
いち気象予報士としてお詫び申し上げます。
申し訳ございませんでした。
原因は前回10日と同様と考えられます。
原因1:
海からの東寄りの風(北北東風)が入ったこと。
東京で大雪になるときの風向は99%「北北西」である。
北北西の風だと内陸からの寒気を引き込むことになるが、
「北北東」だと、海からの相対的に暖かな空気を引き込んでしまう。
原因2:
降水が強まらなかった。
気温をグンと下げるチャンスは、
「降水開始時」と「降水が強まるとき」の
2回のタイミングがある。
今回は降水が強まるタイミングが遅かったうえに、
Maxで2.5mm/時とそれほど強まらなかったことが
大きな原因として考えられる。
「原因がわかっているなら当てろよ」と突っ込まれそうだが、
これらの微気象的な要素は、
降り出してみないとわからないところがある。
後から見直すとシグナルは出ているのだが、
事前に見抜くのは至難の技なのです。