この時期、
大学入学のための面接を受けている高校生も多いだろう。
面接は、就職・転職でもついて回る。
お見合いなどをする人もいる。
日本人はシャイなので、「自分のよさは」
を把握していない人が多い。
でも面接等々のためにも、時間をゆっくり取って
自分の持ち味を棚卸しておくのがよいと思う。
はっきり言って、どんなくだらないことでもいい。
「早飯早グソ、芸のうち」と言うとおり、
どんなつまらないことでも長所になり得る。
「寝起きがやたら悪い」でも、
「声が小さくて影響力が異様にない」でも、
「おしっこの勢いが凄まじくてボーリングのピンくらいは倒せる」
でもぜんぜんいい。
どんなスキルも使いようだ。
私であれば長期記憶と痛みに強いことを挙げる。
プチ自慢だが、0歳からの記憶が比較的明瞭である。
また、40℃(39℃台後半)の熱があっても
高校の修学旅行を普通に乗り切った。
誰にも体調が悪いことを悟られずに……。
※2つ目は下手すると命に関わるので
マネしないでください。
2つともあまり使いようがないスキルのように思える。
仕事や日常生活で主に使うのは短期記憶であり、
長期記憶を生かせる場面はあまりない。
ただ、学生のときには
「去年ゼミで先生がブチ切れたのって、何月何日だっけ?」
とか
「小学校の遠足で、俺の隣に座ってたのって誰だっけ?」
とか、メモ帳代わりに利用してもらった笑。
長期記憶が生かせる職業なんてないと思いきや、
物書きとしては非常に重宝している。
調べる手間が大幅に省けるし、
文芸作品では、覚えているすべての経験がネタとして使えるのだ。
自分の持ち味を棚卸したあとは、
それをどうやって使うか、何年もかけて考えていこう。
絶対に利用できる場があるはずだ。