生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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ストーカーも真っ青!?

2019-04-20 | 草ぼうぼう論

すみません、前回の記事と似た超・愚痴ですm(__)mたらーっ(汗)

教材に使おうと、タンポポやナズナ、イヌワラビを物色しに、
街路樹へ出向いたら、どこもかしこも除草されてて、
砂漠然としたむき出しの土があるばかり……。

どこもかしこも、である。

土にほんの少しでも、ハルジオンやナズナが萌出すれば、
間髪おかずに除草……。
その執念というか「怨念には、脱帽せざるを得ないげっそり

その一方で、タバコの吸い殻や空き缶など
目を覆いたくなる醜いものは放置したまま。
日本人の美的感覚、いったいどうなっちまったんだ?


少しでも生物学を齧った人であれば(高校生物レベルでも)、
「外来種ガー」と外来生物を目の敵にする傾向にある。

園芸店で入手できる種はだいたいその「外来種」、
猫も杓子もムキになって駆除しているのが「在来種」、
(雑草は、昆虫に比べて外来種も多いが、細かいことは置いといて)
この現実はどのように反論するつもりなのだろう。

「忙しい現代人」が時間を捻出して除草、
「体が言うことを聞かない高齢者」が
自らに鞭を打って除草……ストーカーも真っ青な粘着性はどこから来る??


もちろん、最低限の生活インフラを確保するため、
山林や深い藪に獣道を「作らせて頂く」という姿勢は仕方ない。

しかし、少なくとも東京23区内で除草の必要性はミリも感じない。
(農地など特殊なケースは除く)

除草して「砂漠状態」にしてしまうと、少し風が吹けば
土埃が舞い上がって黄砂状態になる。
目に入るし、洗濯物や車が汚れて困ろう。


冒頭のような光景を目にするたび、
神経質で隙のない、ヒステリックな粘着性を感じ、
たいそう由々しき異常性に、暗澹たる気分になる。


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