生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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「発狂しそうな数字」の使い道

2016-10-26 | 自然科学

「大きな数」といえば、
小学校で「兆」まで習い、それ以降は学習しない。

参考資料としてそれ以降の数が
「無量大数(10の68乗)」まで載っていることが多い。

尤も、日本の国家予算がいずれ1京円に達しそうなので、
「京」までは学習する必要が出てくるかもしれない。

さらに無量大数より大きな数も、実は延々と存在はする。
(厳密には連続した単位ではないのだが)


以下、表を載せるが、これを見ると「無量大数」が可愛く見えてくる。
人間がまともに考えることができる数字の、いかにちっぽけなことか。
そんなことを実感させられよう。



ところで……こんな数、何に使うんじゃ!

宇宙の原子数でさえ、無量大数より桁数がちょっと多いくらい。
それ以上の数なんていらねんじゃね?という気がする。

たしかに「ものの数を数える」という場面では、
これ以上の数は使いようがない。

じゃ、こんなバケモノみたいな数をいったいどこで使うか?

「場合の数」である。

たとえば、
世界の70億人が一列に並ぶとすると、何通りの並び方があるか?

70億×(70億-1)×(70億-2)×……×1

という計算式になる。

とても計算したくないけど、こういう場面くらいでしか
無量大数以上の数なんて、とても使い道がない。


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