マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

民生委員の欠員

2006年03月06日 | 民生委員

民生委員児童委員は、各地域で家庭状況を把握し、問題を抱える家庭の色々な相談に乗り支援するとともに、関係行政とのパイプ役を果たします。

前期より多い欠員数

平成16年12月の一斉切り替えで、定数(22万9958人)に対して欠員が3031人(欠員率 1.3%)でした。 前期の欠員は2191人ですから、840人の欠員増となっています。

欠員の原因は?

① 民生委員として取り扱う対象が広がり、かつ複雑化しています。 そのため任期前に辞める人も居ます。 委嘱を打診されても尻込みされる人が多いそうです。

② また、大規模マンション建設などで生まれた新しいコミュニティでは、地元への愛着が薄く、委員探しが一層難しいとのことです。

③ 総合すると、近所付き合いが薄れ地域のコミュニティが崩れつつあることが、課題を複雑にし対応を困難にして、結果として民生委員の担い手不足になっている、という悪循環になっているようです。

コミュニティの再生

民生委員定数の問題だけではありません。 地域の高齢者や子どもたちを守るには、地域コミュニティの再生が大切です。 特に、やもすると地域のコミュニティからも孤立しがちなマンション住民には重要な課題だと思います。