マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

高校生の進路 ②

2006年03月04日 | PTA

福岡県高等学校父母教師会連合会の副会長として、「進路対策委員会」 で県委員長及び九州委員を務めました。 一年間の活動内容をまとめる時期に入りました。 活動して感じたことを書いてみます。

進路:高校生と保護者の隔たり

保護者の不安要素は、社会変化を認識できていない事と進路情報が少ない事に起因するようです。 進路選択に悩む生徒が得ている情報の内容や量は、保護者とかなりの隔たりがあります。 そのため、保護者は自分達の時代の情報に基づく価値観を押し付けるか、若しくは 「自分の好きなことをしなさい、やりたいことをやりなさい」 というケースが多いようです。

押し付けに対しては反発が多いのです。 好きなことを…に対しては 「ありがたい」 「頑張ろうという気になる」 という前向きな反応が多い一方で、やりたいことが判らない生徒からは 「焦る」 という声も上がっています。

家庭での話し合いで生徒が望んでいるのは将来就きたい職業や夢に関することです。  生徒は 「勉強しなさい」 「せめて大学には行きなさい」 と言いわれても、その先に不安を持っているのです。 そして、6割以上の生徒は保護者からのアドバイスを望んでいます。 ところが保護者は、情報不足などから、意見を押し付けるか課題から逃げているという図印象を受けます。

保護者に対する情報提供は、もう少し多い方が良いと感じます。 家庭で進路について話すことが出来るような活かせる情報が望まれます。

本年度、全国高等学校PTA連合会が実施した 「高校生と保護者の進路に関する意識調査」 の分析は、家庭で進路について話し合うのに、きっかけとなる資料だと思います。 各単Pに配布されていますので、是非、各家庭で活用して頂きたいと考えます。