マンションは日常および定期的なメンテナンスが必要です。 一方、経年劣化の修繕も必要になります。 修繕には小修繕と10年以上ごとに行う大規模修繕があります。 長期に渡って計画的に修繕を行っていくために 「長期修繕計画」 が作成されます。 これは、修繕周期を基に、項目ごとに実施年度と修繕予算を記載します。
年数を経るうちに予想外の事象もありますし、価額変動も発生します。 従って、 「長期修繕計画」 は定期的に見直さなければ、役に立たないものになる恐れがあります。 新築当初の計画は、目安位に考えて5年ほどで見直した方が良いでしょう。 その後も、10年以内に見直しを継続すべきです。
こうして 「長期修繕計画」 を見直していくと、修繕積立金の不足が予測される場合もあり得ます。 そうなると、修繕積立金の見直しも必要です。 増額することになれば、区分所有者の理解が必要です。 何故、必要なのか、判りやすく説明したものを配布したり、説明会を開いたり、意見を聞いたりしながら理解を深めることが大切。 見直し提案が理解されずに否決されると、一時金を負担するようなことも起こります。
「長期修繕計画」 を定期的に見直して、修繕積立金のチェックをすることはとっても重要です。 現状の不明点や進め方の不安材料があれば、マンション管理士など専門家に相談されてください。