「マンションは管理で買え」 と良く言われます。 マンション生活の良否を決める上では、管理の品質が高いウェイトを占めます。
マンション管理のポイントは何でしょうか? 先ず、「管理規約」 と 「仕様細則」 が大切です。 これらは、マンション毎に決めたルールおよび運用方法です。 ペット飼育の可否や共用部分の仕様規則など、自分のライフスタイルや生活の価値観に直接関係することも含まれますから、とっても大切です。
例えば、「営業マンからは、この大きさのペットなら良いと言われた」 など、口頭だけではトラブルになりがちです。 だから、規約として文書化しています。 管理規約は、購入前に熟読しておいた方が良いと考えます。
次に、管理内容はどうなっているでしょうか? 管理組合の方針がしっかりしている事がとっても大切です。 管理を買え、と言っても、実際には 「マンションでは管理組合を選べ」 と言った方が適切と言えるでしょう。
また、管理と管理費のバランスも大切です。 管理費は安ければよいのではありません。 適切に使われている事が大切なのです。 管理費は相場以上なのに清掃状況が悪かったり、あちこちが傷んだまま、というような管理では管理会社の中間マージンだけに管理費が使われているケースも考えられます。
管理会社に委託する場合、管理の品質やサービス内容を知っておく事が大切です。 そのためには、管理委託契約前の 「重要事項説明会」 に参加するようにしましょう。 そして、自分たちに本当に必要な管理サービスは何か、を考えるべきです。
最後になりますが、管理をしていく主体は、あくまでも管理組合です。 管理組合の意識が高まれば、管理はどんどん良くなっていきます。 管理の基本を学び、自分のマンションの資産価値を維持するためには、先ず、管理組合の理事になることから始めましょう!