マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

卒業式

2006年03月02日 | PTA

昨日、高校の卒業式で述べさせて頂いた祝辞の一部です。

 

・・・蛍雪の功なり、ここに栄えある卒業の時を迎えられた訳ですが、皆さん自身の努力に加え、そこには、ご家族の愛情と励まし、先生方のご指導や暖かい慈しみ、更には友人や先輩・後輩あるいは地域の方々など多くの支えがあった事を心に留め、どうぞ感謝の気持ちで、新しい人生に旅立って頂きたいと願います。

 

皆さんは、これから先、社会の中心として二十一世紀の日本を担っていくことになります。 新進気鋭の皆さんに、社会が託す期待は、たいへん大きいものがあります。

 

最近の日本には、これで良いのか、と思えるような出来事が頻発しております。 真面目で勤勉な精神が軽んぜられ、表面的で軽薄な雰囲気が蔓延しています。 「自由」 という概念が、 「自分勝手」 という言葉に、はき違えられていると感じます。 私たちは、それぞれの多様な生き方を、個人としても社会としても認め合うことが大切です。 自分の個性だけでなく、他人の個性をも尊重し、社会の一員としての責任感と義務感をもって、共に生きる社会を築いていかねばなりません。

 

豊かな感性と能力を持つ皆さんは、この三年間、学校教育訓の基、厳しい教育方針で鍛えられてきました。 どうか、これからも、更なる精進と努力を重ねて、皆さん一人ひとりが、それぞれの属する社会で輝ける存在となり、 「心豊かな社会」 を作り上げる原動力になって頂きたいと存じます。

 

卒業生の皆さんが、本校で培った、たくましい精神により、それぞれの 「夢」 を達成されんことを祈念します・・・