マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

マンションみらいネット

2006年03月15日 | マンションの管理

7月3日から「マンションみらいネット」が閲覧できます。 いよいよ本格稼動です。 みらいネットhttp://www.mankan.or.jp/mirai-net/index.htm の目的などを抜粋します。

2011年には築30年以上のマンションが100万戸を超えます。 マンションの適切な管理が長期利用や資産の維持保全のためにも重要になっています。 そんな中、社会的にもマンションの管理状況が注目され、評価されつつあります。

マンションみらいネットは個々のマンションの管理状況など(建物等の概要、管理組合の活動状況、過去の修繕履歴、図書の保管状況 etc)を随時閲覧できるようにするものです。 そのためには、情報を登録する必要があります。

財団法人マンション管理センター http://www.mankan.or.jp/ が登録先です。

ただ閲覧できるだけではありません。 管理組合のメリットとして次のような点があげられます。

① 将来の修繕工事が計画的・効率的になります。 過去の修繕記録がデータ化されます。 また、工事書類などを電子化保管することも可能です。

② 組合員の合意形成がしやすくなります。 修繕工事費の支出や修繕積立金の改定に関する履歴に基づき、納得しやすい計画策定ができやすくなります。

③ 過去の組合情報が安全に保管されます。 役員が短期間で交代することが多い管理組合で起こりがちなのが書類の紛失です。 毎年の総会資料など重要書類を電子化保管することもできます。

④ マンションの資産価値の維持が期待できます。 閲覧情報により、マンションの購入希望者はマンション管理の程度を知って決定できるようになります。 「マンションは管理を買え」 と言われますが、その管理の中身を知ることが可能になるのです。 登録しているマンションの管理状態が良ければ、市場で適正に評価されて資産価値が維持されていくことも期待できるというわけです。

私も、自分の住むマンションで、モニター登録をしました。 4月3日から登録申込受付が開始されます。 「マンションみらいネット」は、管理組合で良く話し合うだけの意義があると感じます。

登録に関しては、マンション管理士など専門家に相談されて下さい。