西応寺 浄土宗 大谷派の寺である。
住所:新宿区須賀町11番地
ここ西応寺には、剣豪榊原鍵吉の墓がある。
榊原鍵吉は「明治の剣聖」と呼ばれた。
榊原鍵吉は天保元年(1830)麻布広尾に生まれた。
12歳のときに麻布狸穴の直心影流男谷精一郎門下となり
嘉永2年(1849)には免許を受ける。
安政3年(1856)には講武所剣術教授方に登用され、
文久2年(1862)には師範役まで進んだ。
元治元年(1864)下谷車坂の屋敷で道場を開いた。
上野戦争では、輪王寺宮の警護などに活躍した。
上野戦争後、慶喜に従って一時期駿府に移住していたが、
明治3年(1870)江戸に戻って道場を再開。
明治6年(1873)撃剣会を発足させ剣術の再興と普及に
努めた。
明治27年(1894)65歳で死去した。