2022年12月16日、うろこの家の世相サンタを観覧するためうろこの家&展望ギャラリーを訪問した。
世相サンタを主テーマとして書いていきます。
本論に入る前に国の重要文化財に指定されている「うろこの家(旧ハリヤー邸)主屋」
について簡単に紹介します。
うろこの家(旧ハリヤー邸)主屋の基本情報
住所:神戸市中央区北野町2-20-4 TEL:078-242-6530
構造・形式など:木造2階建,瓦葺,建築面積135㎡
建造年:明治末期(1868-1911)築/大正年間(1912-1925)移築
所有者:神戸海事検定株式会社 登録番号:28 - 0038
登録:平成10年(1998)12月11日
住所:神戸市中央区北野町2-20-4 TEL:078-242-6530
構造・形式など:木造2階建,瓦葺,建築面積135㎡
建造年:明治末期(1868-1911)築/大正年間(1912-1925)移築
所有者:神戸海事検定株式会社 登録番号:28 - 0038
登録:平成10年(1998)12月11日
所在地のGoo地図を添付しておきます。
文化庁のサイトの解説文では下記の様に解説されています。
北野山本地区を代表する異人館のひとつで,伝建地区の外延,六甲山麓の
山際の高いところに位置する。外壁に貼りまわされた天然スレートが鱗状にみえる
ことから「うろこの家」の愛称があり、円形の展望塔とあいまって観光客の
人気を集めている。
北野山本地区を代表する異人館のひとつで,伝建地区の外延,六甲山麓の
山際の高いところに位置する。外壁に貼りまわされた天然スレートが鱗状にみえる
ことから「うろこの家」の愛称があり、円形の展望塔とあいまって観光客の
人気を集めている。
北野町の異人館街で重要文化財に指定されている建物については下記ブログで纏めています。
上の写真は「うろこの家&展望ギャラリー」の全体遠景です。
世相サンタが飾られているのが旧ハリヤー邸の主屋、左側の建物が展望ギャラリーです。
上の写真はミント館8階から北野方面の遠景を撮った。
ウロコの家を中心に撮ったものです。
ウロコの家を中心に撮ったものです。
上の写真は主屋の世相サンタの全体です。
メインのサンタ
防弾チョッキを着てヘルメットをかぶったサンタは人文字で「命」という漢字を表しています。
サンタは高さ約3メートルの発泡スチロール製だそうです。
うろこの家の塔に飾られるサンタクロースは2004年から始まったそうです。
2009年からは一年を振り返り、印象に残った出来事をサンタクロースに投影し
「世相サンタクロース」
として登場、今年で14回目となります。世相サンタは12月25日まで展示。
塔の左側の人形群は一番下から
1)オリックスの杉本雄太選手(愛称ラオウ)が歓喜している像
2)イランのヒジャブを身につけた女性
マフサ・アミニさん死亡、イラン抗議デモが9月中旬より継続
事件の背景:1979年のイラン革命でシーア派政教一致の体制。
事件の背景:1979年のイラン革命でシーア派政教一致の体制。
ライシ政権で取り締まりより厳しく、自由の抑圧に対する怒り、不満が爆発
3)フィンランドのサンナ・マリン首相
ロシアのウクライナ侵攻に対して中立姿勢からNATO加盟に舵をきった
4)中国ウイグル族の女性
中国新疆で少数民族ウイグル族 に対する人権侵害が問題視
5)アフリカの女性
上の写真は塔の上の人形です。こちらの写真は道路から撮りました
左側から故エリザベス女王(コーギー犬を抱いている)、バイデン大統領、
ウクライナのゼレンスキー大統領、ロシアのプーチン大統領をイメージしたマトリョーシカに、中国を思わせるパンダ、インドのモディ首相
6人のリーダー達の中央のプーチン大統領とゼレンスキー大統領は仲良く肩を組んでいます。
ゼレンスキー大統領は左隣のバイデン大統領とも肩を組んでいます。
ウクライナの戦争が早くに終結して一刻も早く平和な世界になる願いが込められています。
2022年の世相サンタは11月17日に設置されました。
設置時のYoutube動画をGooで共有させていただきました。
世相サンタが今年も登場(著作:産経新聞社)
神戸の年末恒例「世相サンタ」 今年は平和願い「命」のポーズ 北野の異人館・うろこの家(神戸新聞)
上の写真は庭の「猪の像」と旧ハリヤー邸を撮ったものです。
猪の像はギリシャ神話の「カリドンの猪」で、イタリア語の愛称を「ポルチェリーノ」です。
ポルチェリーノは「可愛い子ブタちゃん」という意味だそうです。
この像の鼻をなでると幸運に恵まれるとのジンクスが古くから伝えられています。
建物は明治末期に旧居留地に建てられ、大正年間(1912-1925)に現在の場所に移築 。
現在の場所での最後の住人はドイツ人教師のE.ハリヤー氏です。
昭和28年(1953)から昭和43年(1968)頃まで家族で暮らしていたそうです。
上の写真はうろこの家の一つの部屋で洋食器が展示されています。
このへやには英国の「ロイヤル・ウースター」、ドイツの「マイセン」デンマークの
「ロイヤル・コペンハーゲン」さらに仏の古都リモージュの「ロバート・アヴィランド」
などの西洋食器の約250点が展示されています。
上の写真は上記展示室のマイセンの陶器製フィギャー
上の写真はマイセンの歴史を説明したパネル
最後に神戸の街並みを一望できる展望ギャラリーの3階の部屋の写真を添付して筆を置きます。