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一橋家の播磨における飛び地と渋沢栄一の活躍

2022年07月10日 05時13分24秒 | Weblog

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で播磨国に一橋家の飛び地(飛地)があった。(下の写真)

ひろかずのブログで播磨国における一橋家の飛び地の紹介が下記ブログであったので

記憶に留めるために本ブログでもコピーして掲載することにしました。

 お爺さんが語る郷土の歴史(239) 近世の加印地域 高砂篇(18)・一ツ橋領の木綿藩仲間と姫路藩の専売制度 - ひろかずのブログ (goo.ne.jp)

出典:延享4年(1747)一橋徳川領(『加古川市史・第二巻』より)

上に添付の図の左下に記載の高砂市今市については2021年6月20日(日)に放送された「青天を衝け」

第19回「勘定組頭 渋沢篤太夫」の紀行で姫路城と共に高砂の今市札(銀札)と一橋家の会所

について紹介されていました。

徳川慶喜の家臣で勘定役の渋沢篤太夫(渋沢栄一)は一橋家の財政を立て直すために、播磨の

特産品である木綿や菜種油に注目、これらの産物を一橋家が管理すべく慶応元年(1865)

8月28日から約1か月間、高砂の今市村山口家に逗留して一橋物産会所の開設の準備をしました。

この地域、特に今市村は米、木綿、塩の集散地として賑わっていました。

木綿については姫路藩の家老、河合寸翁が専売制を導入し大坂、江戸への販路も確立していた。

一橋家の播磨の飛地ではなんら手当をしておらず、生産量も売値も低く損をしていた。

そこで渋沢篤太夫は専売制を導入し、その際に藩札(預かり手形)を発行して利便性が向上させた。

それまで肥後、肥前、備中その他西日本では藩札が流通していたが額面通りの銀貨に換える

ことができず信用が無かったが一橋家の銀札は額面通りの銀と換えられ信用を得た。

日本資本主義の父と言われた渋沢栄一が播磨で商才を開花させたエピソードを紹介しました。

さらに、播磨の米の流通について年貢米の換金を商人に任せているため、安値でさばかれていた。

これを灘、西宮の酒造家に直接、高値で売りさばき中間マージンを省き利益を増大させた。

この頃、同じく一橋領のあった備中(岡山県)では銃の火薬の原料になる硝石が採れることに

着目して製造所の開設を行い利益を増大させた。

これらの施策により一橋家の財政改善に成功し翌年の慶応2年(1866)4月には勘定組頭に抜擢されています。

 

一橋家木綿預手形(今市札)の詳細は下記ブログで書いています。

 NHK大河ドラマ「青天を衝け」第19回「勘定組頭 渋沢篤太夫」の紀行で紹介された高砂の今市札 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)

 


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