神戸に2つの「世界一」が誕生しますというセンセーショナルな見出しが目に入った。
2022年8月26日、さんちか夢広場で大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)の
工事の概要を模型などで展示するイベントでのパネル展示の文言です。
何が世界一なのかを説明していくと共に展示の内容を紹介していきます。
上の写真はセンセーショナルな見出しが書かれた説明パネル
尚、展示の要項については下記サイトで確認できます。
六甲アイランドとポートアイランドとの間(新港・灘浜航路)には4本主塔、
最大支間長約650mの斜張橋、ポートアイランドと和田岬との間(神戸西航路)
には1主塔 最大支間長約480mはいずれも世界最大規模の斜張橋となります。
これらの橋は世界最大級のフリーダム・オブ・ザ・シーズが通過出来るように高さ65.7mが
計画されています。
上の写真は世界一の斜張橋のイメージ
何が世界一なのか
神戸の2つの世界一の内容は下記の2つです
①斜張橋最大支間長650m
②1主塔斜張橋の最大支間長480m
上記2つの内容について詳しくみていきます。
①斜張橋最大支間長650m
六甲アイランドとポートアイランドを繋ぐ海上橋は5径間連続斜張橋と呼ばれる形式で
断面図を示すと上の写真のようになります。主塔は4本
断面図に最大支間長が書かれています。最大支間長の部分は3か所あります。
橋桁と海上の高さは新港航路で65.7m、灘浜航路で54.6mです。
上の写真は六甲アイランド~ポートアイランドの連続斜張橋の基本仕様などの説明パネル
上の写真は世界の連続斜張橋の最大支間長のデータを示した説明パネル
2017年に完成した英国のクイーンズフェリー・クロッシングと並んで世界一となる予定です。
完成時期は未定。
②1主塔斜張橋の最大支間長480m
上の写真は神戸西航路の1主塔斜張橋の断面図です。
上の写真は神戸西航路の1主塔斜張橋の基本仕様が書かれた説明パネル
上の写真は世界の1主塔斜張橋の最大支間長のデータを示した説明パネル
2000年に完成したロシアのスルグト橋の最大支間長408mを抜く480mは世界一となる予定です。
完成時期は未定。
模型の展示
計画概要
大阪湾岸道路
以下は当日、配布されていたリーフレットからの情報です。
瀬戸淡路鳴門自動車道(垂水ジャンクション)から関西国際空港(りんくうジャンクション)
までを結ぶ延長約80Kmの自動車専用道路です。
大阪湾岸道路西伸部
大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)は、大阪湾岸道路の一部を構成する道路 で、神戸市東灘区から長田区に至る延長 14.5km のバイパス事業です。 阪神臨海地域の交通負荷を軽減し、交通渋滞や沿道環境などの交通課題の緩和を図るとと もに、国際コンテナ戦略港湾である阪神港の機能強化による物流の効率化、災害や事故など の緊急時の代替機能確保等を目的としています。
平成28年度(2016)に公共事業として事業化し、平成29年度(2017)に公共事業と
有料道路事業との合併施工方式を導入、平成30年度(2018)に港湾事業の参画を決定しています。
完成時期は未定です。
最後に展示の遠景写真を添付して筆を置きます。
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