令和6年(2024)は十干十二支の概念で60年に一度巡ってくる甲辰(きのえたつ)です。
本来なら年初にこの記事を書くべきのテーマではありますが遅ればせながらなんとか
1月中に書かなければと思い筆をとることにしました。
「干支」、「甲辰」、「龍」、「辰」をテーマに纏めてみました。
十千の「甲」は十千の最初にあたるもので草木の種を覆う皮を示し、草木が発芽する前の
状態を表しています。もともとは「鎧兜」など硬く覆う物の意味。
積極性が少なく耐え忍ぶ状態を表しています。
十二支の「辰」の字は「振るう」を表し、陽気が動きそれにより自然万物が振動し、
草木も伸長し形が整い活力が旺盛になった状態を表す。
また「辰」は北極星を表し、重要さを表す。
「辰」は「龍」のことであり十二支の中で唯一空想上の生き物ですが、
東洋では龍は権力や隆盛の象徴でもある。また水に関わる神でもあります。
2024年は、五行・陰陽では木の会(きのえ)になります。
本年は年初から能登半島地震、羽田空港での飛行機衝突事故と暗い幕開けとなりましたが
本年が成功・成長の原点からの始まりの年となることを願っています。
十干十二支一覧
上の写真は十干十二支(じっかんじゅうにし)の一覧
出典:日本のしきたりがまるごとわかる本 令和6年(2023-12.1)Page118
神戸市埋蔵文化財センターの「龍」に関する展示の写真を添付して筆を置きます。撮影:2024-1-20
上の写真は神戸市埋蔵文化財センターの展示遠景
上の写真は龍文七宝飾り 江戸時代 兵庫津遺跡より出土
上の写真は「龍」が描かれた弥生土器 郡家遺跡(東灘区)より出土
上の写真は「龍」が描かれた弥生土器 雪御所遺跡(兵庫区)より出土
上の2枚の写真は「龍」が描かれた弥生土器 大手町遺跡(須磨区)より出土
上の写真は三角縁三神一仏四獣鏡 古墳時代 塩田北山東古墳(北区)より出土
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