チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

シュワブ内建物のアスベスト除去作業始まる!---県、名護市、労基署等が立会

2014年10月01日 | 沖縄日記・辺野古

 10月1日(水)、シュワブ基地内の既設建物解体工事のアスベスト除去作業が始まるので今日は船長はできない。朝、汀間漁港で平和丸2号を陸揚げしてからシュワブゲート前の抗議行動に参加した。

                             (メインゲート前でアスベスト問題で防衛局に抗議)

 シュワブのアスベスト問題については、このブログでも何回か書いてきたが、もう一度経過を整理しよう。7月1日に小野寺防衛大臣が「本日、既設建物解体工事に着手しました。辺野古の工事に着工しました。」と派手に記者会見した。しかし、防衛局から公文書公開請求で入手していた工事図面等にはアスベストの存在が明記されていたので、すぐに県の環境保全課に行き事情を聞いたところ、やはり大気汚染防止法に基づく県への届が出されていないことが判明した。新聞にも大きく報道され、結局、コンクリートブロックをほんの少し壊しただけで、建物の解体工事にはその後、着手できない状態が続いている。ここは、建物を解体した後、埋立工事のための作業ヤードとする予定の場所なので、防衛局は、解体工事の遅れに焦っているに違いない。武田前防衛局長が就任1年もせずに更迭されたのも、このアスベスト問題の不手際ではないかと言われている。

 9月上旬、防衛局は大気汚染防止法による県への届出をやっと提出した。そして、今日、6棟のうち2棟でアスベストの除去作業が始まるというので、県の環境保全課、北部保健所、名護市、労働基準監督署等がアスベストの飛散防止策に問題がないかを確認するため、現場に立ち入った。

 午前11時、シュワブのメインゲートに関係者が集まり始めた。いつもは抗議行動は第1ゲート前で行われているのだが、今日はアスベスト問題に関連して防衛局に抗議するため、メインゲートに場所を移した。

 防衛局や、県、名護市、労働基準監督署等の関係者たちが集まってきた。

 海上からアスベスト除去作業を監視するため、急いで平和丸で海に出た。マスコミ関係者も乗船。

 浜のすぐ近くに見える平屋建(工場)等6棟の建物にアスベストが使われている。

 皆、この建物の中に入っているはずだが、生憎、外からは作業の様子は見えない。

                (防衛局から県に提出された届出書より)

 解体予定の6棟の建物全てにアスベストが使われている。今日、作業が始まったのは、そのうちの2棟(工場、診療所)。最も慎重な取扱いが必要となる飛散性のアスベストが使われている建物(隊舎)でのアスベスト除去は10月末となる。今後も厳重な監視を続けていきたい。

 解体作業に動きがないかを監視するため、辺野古崎付近でしばらく船を停めて待機。今日も快晴。辺野古の海は見事なまでに澄みきっていた。時々、魚が水面を跳ねる。(後ろは長島)

  午後、シュワブのゲート前に戻り、皆にアスベスト問題の経過と問題点について説明する。防衛局の県民無視のやり方に抗議の座り込みも行われた。

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