防衛局は、今日、明日(12日・金)から辺野古の工事を再開すると正式に表明した。明日には梅雨明けとなるようだが、いよいよ、炎天下の中、厳しい日々が始まる。
しかし、今の状態で工事再開は許されない。2月、3月の8日間、34回にもわたって大浦湾の工事施工区域内でジュゴンの鳴音が確認されたことは6月6日のブログでも説明した。沖縄県も、ジュゴンの再調査を行うまで事業を再開しないよう2回の行政指導を行っている。
今回は、4月7日から2ケ月近くも工事が停止されている。当然、その間に、ジュゴンは大浦湾に戻ってきているはずだ。防衛局は、その調査結果をまだ公表していない。もし、ジュゴンが頻繁に戻ってきているのであれば、工事を再開し、多数の土砂運搬船を航行させることなど論外である。今、本部塩川港沖合には19隻もの土砂運搬船が待機している。このまま工事を再開するのは、戻ってきたジュゴンを再び、蹴散らすことを狙っているとしか考えられない。
県も、このまま工事を再開させてはならない。「行政指導を繰り返したが防衛局は聞かなかった」では済まされない。毅然とした措置を取らなければならない。
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明日(12日・金)、午後5時から日隅一雄賞の表彰式が開催されます。今年はコロナ禍のため、オンライン表彰式。下記のURLでどなたでも見ていただくことができます。