(私のサマールの宿舎・シーサイドインの屋上は絶好のビヤガーデンだった)
サマールでバイオガス事業を始めた次の年(2005年)の秋、シーサイド・インにできた新築のアパートに引っ越した。窓からは海が一望、朝陽から夕陽まで楽しめる最高の部屋だった。波の音を聞きながら寝つき、深夜に起きると、春から夏にかけては、南十字星が海の上に輝いていた。
(部屋からは、いつもこんな夕陽が見えた)
最近は、もう年に3~4回しかサマールに行けないので、その度に部屋を引き上げようと思うのだが、この素晴らしい海を見ると、いつもその思いは挫折。とうとう6年間も借り続けてきた。
今回、夏に体調を悪くしたこともあって、とうとう部屋を引き上げる決心がついた。今、片づけないと、それこそどうなるか分らないという思いもあった。京都からの友人が荷物を持って帰ってくれたのも助かった。
次のサマール行からはホテル住まいとなる。以前と違い、カルバヨグにもそこそこの値段で泊まれる快適なホテルがいくつかできているのでもう不自由はしない。それに、どこに泊まっても、時々は、この屋上に上がらせてもらい、夕陽を見ながらビールを飲むことをできるだろう。
(最後の夜(9月12日)、屋上でしみじみとビールを飲む)