チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

<7月21日の辺野古>シュワブ・駐車場下の作業現場沖で一日監視を続ける---軍警備員らの異常な行動

2017年07月21日 | 沖縄日記・辺野古

 7月21日(金)。今日はNさんと「ブルーの船」で、シュワブ・駐車場下の作業現場前で一日、監視行動を続けた。他には「美ら海」と「不屈」、カヌーは14艇だった。 

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 朝、8時頃、辺野古漁港から出港。松田ぬ浜から出たカヌーメンバーと合流する。 

  コンクリートプラントは、まだ一部、ブルーシートをかけたところがあるが、今朝のNHKニュースは、「ほぼ完成。8月初めから試運転」と報じていた。政府は、「米軍兵舎の移設工事のため。普天間代替施設建設事業は想定していない」と言うが、あくまでも「想定していない」であり、「使用しない」とは決して言わない。このコンクリートプラントは、今後、護岸工事で大量に必要となる消波ブロックや被覆ブロック等の製作に使われることは明らかだ。

 

 午前、午後の2回にわたってそれぞれ8台のダンプトラックが捨石を運び込み、浜への投下作業が続いた。

 この付近は、護岸の海側で、満潮時などは水の中となる。アセス評価書や埋立承認願書では、「海中に投下する石材は事前に洗浄する」とされているのだが、今日も、投下のたびに大きく粉塵が巻き上がっている。採石場での一次洗浄、シュワブ内での二次洗浄が行われていないのは明らかだ。

 6月から開始された取付道路は、20mほど進んだだけで、前面にガードレールと有刺鉄線を設置してストップしてしまっている。いったい何のための工事だったのか?  

  辺野古崎近くでは、今日もミキサー車が入り、消波ブロック(テトラポッド)の製作が続いていた。

 手前の浜は、先日から、除草され、オカヤドカリの進入防止のためと思われる塩ビパイプが並べられている。この付近で工事用仮設道路の工事が始まるのかもしれない。

 

  午後、作業が始まらないので、大浦湾に出て、K9護岸の様子を観察した。消波ブロック(テトラポッド)は捨石の先端部近くまで設置されている。ただ、不可解なのは、捨石上部に「ふとん篭」(金網に入った袋材)のようなものが並べられだしたのだ。7月初めの防衛局長交渉でも、現在設置している捨石の両側の根固用袋材、そして消波ブロックは、「台風に備えた一時的なもの。いずれ撤去して被覆ブロック、消波ブロックを設置しなおす」ということだったが、それではこの「ふとん篭」は一体、何のためなのか? 

 一回りした後、再び、駐車場下の現場での監視に戻る。午後3時頃、ダンプトラックが捨石を運び込んできた。カヌーメンバーらと一緒に抗議行動を展開する。この付近は、工事の施工区域外だから臨時制限区域でもない。以前の「第1区域」の規制だけのところだから、抗議行動も岸から50mの範囲内には入らないよう皆で確認している。カヌーメンバーに、「ブルーの船」より前に出ないようお願いして抗議行動を続けた。

 この日、驚いたのは、米軍に雇用された軍警備員の動きだ。海岸からマイクで「浜に近づくな!」と叫んでいたのだが、しばらくするとカヌーで「ブルーの船」に向かってきたのだ。カヌーを漕ぎながらも、「おい! ブルーの船!」と大声でわめいている。

 昨日も、海上警備員のボートに軍警が乗り込んだという。何故、民間の警備業務の船に、米軍に雇用された軍警備員が乗ることが許されるのか? この問題はとことん抗議する必要がある。ともかく、午前中、この問題をマイクで追求し続けたので、軍警は「ブルーの船」を目の仇にしているようだ。

 (カヌーで漕ぎ出し、わめきながら「ブルーの船」に向かってくる軍警備員)

 浜に立っている軍警は腰に銃を携帯していた。何故、県民の抗議行動の警備に銃を付けたまま来るのか? これも絶対に許されないことだ。

 午後4時頃、作業が終ったので辺野古漁港に戻った。長い一日だった。

 

 

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