この間、高江のヘリパッド工事で防衛局が県の赤土等流出条例違反行為を行ったことを指摘してきた。報道機関には一昨日に知らせたばかりなのに、すぐに昨日の新聞の1面に掲載され、テレビ各社も夕刻のニュースで報道するなど大きな反響を呼んでいる。
今日の沖縄タイムスは、社説で取り上げただけではなく、社会面でも、北部訓練場から赤土が持ち出されている事実を報じている。これも、メインゲート前で監視行動を続けている住民の会のメンバーによって確認されたものだ。この赤土が、N4-2地区のヘリパッド工事で発生したもので、防衛局が違法行為の隠ぺいを図るために持ち出した疑いがきわめて強い。さらに、夕刻のQABニュースでは、北部訓練場から出された赤土が、辺野古近くの久志に積まれている場面を映している。この赤土がたとえヘリパッド工事現場からのものではないとしても、県に条例にもとづく事業行為通知書は出されておらず、県条例違反である。
・「名護市久志 高江ヘリパッド工事の赤土か」(QABニュース 2014.3.12)
(夕刻のQABニュース)
また、今朝の新聞では、小野寺防衛大臣が今回の県条例違反行為について、しどろもどろの釈明をしている。しかし、赤土を「近隣の場所に敷きならした」のであれば、少しの降雨等で赤土が流出する恐れが強い。そもそも、条例違反をしておきながら、「新たな届出」をして済む問題ではない。県も、「厳重注意」にとどまるのではなく、少なくとも立入調査まではヘリパッド工事の全面中止を求めるなど、毅然とした対応をすべきであろう。
・「高江ヘリパッド工事 強行の上、県条例違反とは」(沖縄タイムス 社説 2014.3.12)
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3月11日、12日の普天間基地・大山ゲート前での抗議行動
3月11日(火)
3月12日(水)