(辺野古・キャンプシュワブのフェンスには、京都行動の大きなバナーも)
沖縄は、今日で梅雨明け。観測史上一番の早さだという。
Nさんと一緒に、辺野古から高江、そしてヤンバルを一周した。高江は、7月にも予想される防衛施設局の工事再開を前に、次第に緊張が高まっている。2月はまだ涼しかったのだが、7月の炎天下での攻防は大変だろう。次回のフィリピン行の日程にもよるが、なんとか、今回も、支援にかけつけたいと思っている。
(イジュの花もそろそろおしまい。いよいよヤンバルも盛夏に入る。)
高江から北に少し走ると国頭村・安波に入る。ここでは、米軍普天間基地の移設先をめぐり、安波の一部住民が、地域の振興策を条件に代替施設の受け入れに向けて動きだしている。
2500mの滑走路予定地は、集落の少し南の遊休化した農地約100ha。もう国や、アメリカ政府にもその動きが伝えられているという。沖縄中が県外移設に向けてまとまっている中で、ほんの一部とはいえ、県内にも、基地受け入れの動きがあるという誤ったメッセージを与えかねない。
いつもは通り過ぎるだけだったが、車を止めて少し村の中を歩く。人影はほとんどない。85世帯、人口172人の小さな集落で、この40年間で人口は3割ほどに減ってしまったという。こんな静かな村の人たちが、米軍基地の受け入れをめぐって対立を深めているのが痛ましい。今日も、マスコミ関係と思われる人たちが数人、村を歩いていた。
5月24日の区民総会では、賛成派が一気に賛成決議をまとめようとしたが、反対の声が強く、結局、強行できなかった。下地議員らは、6月下旬の日米安全保障協議委員会(2プラス2)の前に賛成の意見をまとめ、日米両政府に示そうとしていたのだが、そのもくろみはひとまず挫折したようだ。ただ、次回の区民総会もすぐに予定されており、予断は許されない。