10月9日（木）正午、辺野古埋立中止を求めて県庁包囲行動が行われた。平日の昼だったが、約3800名が結集した。１時間にわたって県庁に向かい、「辺野古新基地NO（ノー）」、「屈しない」と記された紙を掲げ、声をあげ続けた。
久しぶりにいろんな人と会うことができた。辺野古のカヌー隊も海が時化ているため練習はお休み、主なメンバーたちは皆、県庁前に来ていた。高江の住民の会のIさんたちも顔を見せており、代表がマイクで挨拶をした。
この時期に県庁への行動が提起されたのは、９月上旬、防衛局が県に対して埋立承認願書の設計概要変更申請を提出したからだ。変更申請は、美謝川の暗渠化、ダンプトラックによる土砂運搬等、環境への深刻な影響が危惧されるもので、公有水面埋立法の免許基準からいっても知事はとても承認できないはずだ。しかし、今のままでは仲井眞知事の任期中に駆け込みで承認してしまうのではないかと言われている。
今日の県庁包囲行動はそのための抗議行動だった。多くの人が集まってよかったが包囲行動だけにとどまっていてはどうしようもない。知事選も近づき、辺野古現地が緊迫してなかなか余裕はないが、県庁に対して変更申請の承認を許さないためのもっと強い抗議行動が必要だろう。
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