(屋外で焼肉パーティ)
12月28日(土)、県庁前での抗議行動を終え、午後、高江に向かった。今日は、ヘリパッドいらない住民の会の忘年会だ。
夜7時頃から焼き肉パーティが始まった。住民の会のメンバーらが次々とやってくる。普段は緊迫した監視行動でなかなかゆっくりと話はできないが、今日はいろんな話が弾んだ。ゲート前での座り込みが始まってもう7年になるが、今年も皆、頑張った。仕事を抱え、子どもたちの世話などもあって大変だっただろう。皆と酒を酌み交わしながら、なんとかこの人たちが平穏な生活を取り戻せるよう、私も全力をあげなければとあらためて思った。
高江の住民の会の催しで楽しいのは、いつも大勢の子どもたちがやってくることだ。この日も、室内は、賑やかな子どもたちであふれた。
外で飲む連中も多かったが、台所では、Sさんの三線に喝采。
住民の会の事務所では忘年会が盛り上がっていたが、この日も、北部訓練場のメインゲート前には数台の車が停まり、徹夜の監視態勢が続いていた。この寒い中、本当に頭が下がる。この日は、私も、車の中で寝った。
(12月29日(日)早朝のメインゲート)
ヘリパッド工事の作業員らは27日に出たが、業者はダンプトラックを入れたがっているので、正月の間もメインゲートでの監視態勢が続く。休みに入って訪問者も多い。今日も、沖教組のピースサイクリングの一行が30人ほどやってきた。もう10年近く続いている行事で、高江から辺野古まで走るという。
今日は動きもなさそうなので、県道沿いを散策した。ツワブキの黄色い花が鮮やかだ。少し湿った法面には、赤いコモウセンゴケ(食虫植物)が一面に出てきていた。
年末になって米軍基地内もひっそりとしている。午前8時、スピーカーの具合がおかしいのか、調子っぱずれの米国国歌と「君が代」が聞こえたが、それ以後は銃撃音などもなく静まりかえっていた。この素晴らしいヤンバルの森を一日も早く取り返したい。