のレッスン終了。今回は、お客様が先生ってことで、お客様一人だけど、せっせせっせと1曲休みなしで全楽章。ハア~~~。根性でブラッシュアップしましたけど、それをご評価いただきまして、やれやれ~~。
いや~~今っていい時代だな~~、あ~~間に合った~~~と思うのは。「伴奏音源」つうものがあるのだ。一種の「カラオケ」ですな。しかし、今までそういうのがなくて、ヴァイオリンソナタを練習しても、イマイチ面白くなかったのだ。伴奏というのは特殊技能で、ただピアノが弾けます、だけでは「合奏」の体をなさない場合も多い。ソロ曲の練習ばかりやってるせいか、他の音を全く聴かず(聴けず)、勝手に弾いちゃう人が多いのだ。ので、伴奏できる方がこういう音源を出してくれればなあと長らく思っていたのだけど。
一方、ヴァイオリン弾き側も、一人で練習してる限り伴奏との掛け合いなんか全然身に付かない。だから、いざ発表会とかで誰かと合わせるとなると、パニクっちゃう人が多いんじゃないかと思う。自分はオケ出身で最初から「合わせる」のが前提だったから、そこは有利ですけどね・・・・。
この曲については数年前にサイトから「購入」したんですよ。とーこーろーがー、この数か月、例によってYOUTUBEに山ほど音源が出てきた。この曲なんざ、色んな人が弾いてるもんで、よりどりみどり。しかも、相当できる人(多分プロ)が弾いている。コロナでヒマぶっこいてるせいでしょうか?で、使ってる電子楽譜に伴奏を入れ込んで伴奏させつつ楽譜を表示して、譜めくりもできる、しかも、伴奏のテンポを自由に変えられる、という凄い機能がついてることに気が付いて。カラオケとしては理想じゃん!!
こういう楽しみも、考えてみれば20年くらい早生まれだったら恩恵を受ける事は不可能だったでしょうから。ホント、ラッキー。
という事で、これにて一応プロコは終了。ひょっとすると、録画して上げるかもしれませんけど。この曲は本当に勉強になったから。
でね、ヴァイオリンの「上達」についてですが。これも随分悩んだんですけどね・・・・・・。バッハやってるときは全然うまくなった気がしませんでしたよねえ。。。。。プロコ2は相当難しいらしいんだけど、やってるうちにあー成程、となってきて、そしたら音程もなにもランクが上がったような気がする。左手もあっちこっち飛び回るし、右手もあれこれ、複雑なんですけど。
基本的に、大人は楽器を練習する時間を捻出するのが大変でございます。だから、「フレーズを百回繰り返せ」とか、アホな練習なんぞしてる場合じゃないんですよね。というか、そもそも「練習」ってなんだ?これですよ。何のために、なにを「練習」するのか?よくヴァイオリンの先生が言いたがる「反復練習」って悪癖を刷り込むか、イップスをつくっちゃうか、どっちかにしかならない。
とりあえず、今分かってることは。基本練習は「ハ長調」だけ、ロングトーンのみ。ハ長調はピアノで言うと「白鍵」のみ、の音階ってことになるんですけど、まず、これを刷り込まないと、半音(黒鍵)のトーンが全然身に付かない。ロングトーンは全弓で1拍60程度*4拍。きついですけどね。これを自分は今、8ポジまでやってる。G~Eまで1ポジでやって、2に上がって、って。
これはなにをしてるかというと、結局左手の問題ってよく「ポジション移動」だの「形」だのっていいますけど、結局は「脳内マッピング」をいかに正確につくるか、という事なんですわ。これは他の楽器も同じで、例えばピアニストの辻井伸行さんが、ミスタッチもほぼ0でラフマニノフなんて激ムズの曲をなぜ弾けるかというと、結局は脳内にある鍵盤地図がしっかりできてるから。ので、視覚に頼る必要性がないんですよね。これをヴァイオリンの指板でつくるということ。確実につくるためには、手の形というか、手の形の変化をなるべくシンプルにして、混乱しないようにしなくちゃならない。
で、一番難しいポジションは実は1stなんじゃないかと思っている。1stは最初にやるポジションではあるけど脳から遠いし、手の置き方なんかも個人差が一番出そうで。だから、逆に1stポジションハ長調をはっきりさせると、他のポジションも楽になる、はず。
ということで、カイザーの1番。実は相当難しいと思うんですよ。ちゃんと弾くとなると。最近は、こんな「先生音源」まである。凄い時代ですわ・・・・。
Kayser Violin Etude No.1 ♪=100 Slow Practice Play Along Piano 36 Etudes op.20
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