



ショージ君にはいくつもの顔がある。ある時はスルドイ定食評論家、ある時は新聞の3行広告に隠されたナゾを解く。いつの間にやら、おっしょさんと口移しで小唄の稽古なのである。はとバスに乗れば2階席で大興奮、八丈島では泳げないけどダイビング。これぞサンダル覆きの大東京遊覧。

フツーに面白かった・・・
「春先のお出かけ」
”黄色い靴をはいた青年”・・・なんでその靴が売られていそうなのがイトーヨーカドー松戸店って思うのだろう?
”天ぷら屋の名店についての考察”・・・天ぷらはもともと庶民食。つな八で天丼と言って、そんなことがあったんですか。
「温泉」
”大浴場”・・・今は温泉には行かないけれど、かつて・・・大浴場と書いてある処に行ったら、ちっちゃい!すいません大浴場はどこですか?って聞いたことが一度だけあった。お部屋のお風呂よりは確かに大きかった。
「待つ」
ちょっと前までおトイレを待つのはそれぞれの個室前でならんでいた。あ、お隣のが早い!なかなか出てこない、死んじゃってんじゃなかろうか?なんてやきもきしていたけれど、あるときから入り口で待つようになった。知らない人はツツツと行って個室の前に立つと、先頭に並んでいる人から、並んでいますから~とご注意が。先頭の時は緊張したけれど今はそんなこともなく・・・初めにやった人は偉いっ!
「おじさん症候群」
ずいぶんおばさんの評判が悪い時代・・・今は少々いてもその頃ほど今のおばさんは群れていないから・・・


第一刷が1990年・・・四半世紀経っているから様変わりが面白い。
