

妹を亡くした三きょうだいは、ママと一緒にパパが残した古い別荘に移り住む。そこで彼らはオパール・琥珀・瑪瑙という新しい名前を手に入れた。閉ざされた家のなか、三人だけで独自に編み出した遊びに興じるうち、琥珀の左目にある異変が生じる。それはやがて、亡き妹と家族を不思議なかたちで結びつけるのだが…。








中にいると外の事はわからない。中だけで十分なのだしそれしか知らないのだから・・・
うっかり知ってしまうことが徐々に出てきて外に興味をもつ。
小さければ小さいほど・・・
つるはしを見つけたとき、よろずやジョーがたずねて来たとき・・・それまでは、草を食べにやってくるロバのボイラーだけだった。
水道メーターの検針員のお話に息を呑む。
家族の一員となっている亡くなった末娘も含めて、家族五人幸せだったんだろうなー
久しぶりに読んだ小川洋子さんの作品
静かで美しくて残酷
ひきこまれた・・・
これぞ!な作品を読めてうれしかった。
