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小さなしあわせさがして…

女6人伊豆旅「MOA美術館」で国宝に触れる

2016年03月12日 | 伊豆旅行 
おかげさまで、10日木曜日にばね指の手術を受けてきました。
今日包帯が取れて、少し自由が利くようになりましたが
まだ腫れが引かず右手に力が入らず、食事でもなんでも大変です。
ばね指の手術の話は、2週間後抜糸が済んだら記事をUPします。
それにしても、思っていたよりもずっと痛いです。

旅行記の続きですが、
開店日だった熱海ランチの次は、美術館最終日へ。
熱海駅からバスに乗って、どんどん山を上って行きます。



着いた先は「MOA美術館」。
熱海に世界的な美術館を建設し、日本の優れた伝統文化を世界の人々に紹介したいと作られた美術館。
3月6日が改修前最後の公開日で、翌日から11か月間かけて改修工事にはいるので
まさに、ギリギリセーフ!来年には和モダンな美術館にリニューアルオープンします。



館内に入るとまず最初に美術館本館に至るトンネル式の通路があり
両サイドに上下1基ずつ、エスカレーターがあり、計14基で総延長は約200m、
高低差は約60mにも及ぶので、かなり長いエスカレーターの旅。
天井はいろいろな色に変化するので、まるで異次元の世界に行くようです。




エスカレーターの中間には、「円形ホール」があって、展示会やコンサートが開催されます。
円形のスペースの中は、まるでUFOを思わせる不思議な空間!



こちらは美術館のメインロビーで、相模灘に浮かぶ初島や伊豆大島が一望、
房総半島から三浦半島・伊豆半島までの大パノラマが楽しめます。



MOA美術館は、国宝3件・重要文化財65件・重要美術品46件を含む約3500件を所蔵しています。
そのコレクションは、絵画・書跡・工芸・彫刻等多様な分野に渡り
特に、日本および中国をはじめとする東洋美術の逸品は、素晴らしいです。
国宝の指定を受ける尾形光琳筆「紅白梅図屏風」野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」
手鑑「翰墨城」重要文化財の「樹下美人図」(中国・重文)など。
昨年は琳派誕生400年ということで、あちこちで琳派の展覧会が盛り上がりました。
ここで「紅白梅図屏風」見れるなんて、ラッキーでした。
その他、琳派といわれる俵屋宗達・酒井抱一の作品も見れました。

美術鑑賞の後は、館内の茶の庭へ



茶の庭には、茶室や光琳屋敷(復元)などがあります。
こちらは大蕨手形の金具の付いた片桐門は、豊臣家の重臣であった片桐且元(かたぎり かつもと)ゆかりのもの。



光琳屋敷をバックに。



尾形光琳が自ら描いた図面と大工仕様張をもとに、復元されました。
1712年頃に京都の屋敷で最高傑作といわれる、紅白梅図屏風を書いたといわれています。



こちらは光琳屋敷の内部。



茶の庭を後に、館内に戻り、黄金の茶室(復元)へ。
1586年に、豊臣秀吉が天皇に茶を献じるために、
京都小御所に組み立て式の黄金の茶室を運んだといわれています。
その400年前の豪華絢爛の桃山文化の復元です。



能楽堂もありました。
501席の座席の能楽堂は、能の国際化に一役買っています。
たっぷりと美術館を堪能して、今宵のお宿は、「熱海倶楽部迎賓館」へ
タクシーで行けばいいのに、東海道を歩いたお姉さまが15分ほどなら歩く!
のひとことで坂道を上りましたが、坂道はきついし汗はビッショリ、
やはりタクシーで行けばよかった。
でも、ホテルに着くと素敵な空間なのでテンションがあがり、元気が蘇りました。
ホテルの記事は次回に続きますが
どんなところか気になる方は、ひと足お先にたびねすに記事をUPしましたのでこちらから↓

 ※たびねす 全室源泉掛け流し温泉でスイート「熱海倶楽部迎賓館」のこだわりのおもてなし
 
コメント (24)
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