今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

気を取り直して神戸S公園 2008.08.30. (2)

2008-09-01 07:13:03 | Weblog
 自宅を出て早々にケチが付いたが、気を取り直して淡河を目指す。もう、昼を過ぎていたのでラーメン屋を覗くが満員だ。きのこの様子を見てから出直そう・・・。


 公園に入ってから、例によって運転しながら周囲を見るが、モドキ第2回戦はまだ始まっていないようだ。しょうがないので車を降り、グラウンド周辺を見て廻る。



ツルタケダマシ Amanita spreta (Peck) Sacc.

雨が沢山降ってツルタケダマシがまた、出だした。幼菌も頭を出している。



ツルタケダマシ Amanita spreta (Peck) Sacc.


 その傍にはヘビキノコモドキのようなきのこが出ている。素直にヘビキノコモドキとは言い難い、近縁種とするべきか・・・・。



ヘビキノコモドキ? Amanita spissacea S. Imai


 元グラウンドだったところは工事が終わり、一段高くなり砂地の新しいグラウンドになった。かつては雑きのこが雑草に混じって出ていたが・・・と思ったら何か出ている。




この光景を見て、昔、彷徨った西表島の砂浜を思い出した。広い砂浜に蟹が穴を掘ってもぐりこんでいた。その蟹を捕まえて釣りの餌にして晩飯のおかずを調達したっけ・・・。


   

きのこはハラタケのようだった。


 この公園に着いたときからずっと、雨がポツポツと落ちている。グラウンドを出てコナラ主体の林を見て廻る。赤松の切り株からホウキタケの仲間が出ている。



フサヒメホウキタケ Artomyces pyxidatus (Pers.) Jülich


 先週の鹿が壷で一本だけ見かけたヒカゲウラベニタケが沢山出ていた。



ヒカゲウラベニタケ Clitopilus prunulus (Scop.) P. Kumm.


 また、森の中に進みきのこを探すが雨が随分降った割には新たに出始めたものはないようだった。とはいえ、


   
ササクレシロオニタケ Amanita cokeri f. roseotincta Nagas. & Hongo



コトヒラシロテングタケ Amanita cokeri f. roseotincta Nagas. & Hongo


   
ボタンイボタケ Thelephora aurantiotincta Corner


 大した収穫もなく、公園を後にしてラーメン屋に行った。

 自宅方面への帰り道、田んぼで遊んだ。既にイネが穂を垂れている田んぼも多かったが、中にはやっと穂を付けた状態のものもあった。後者は酒米、山田錦の田んぼだ。





   
山田錦の田


 加東市東条の山田錦は品質が良いことで有名だ。ここは、別に宣伝するわけではないが、剣菱酒造が買い付けた田んぼのようだ。このように、谷沿いの、寒暖の温度差が大きい田んぼの山田錦が特に珍重されるとのことだ。
つづく
コメント (2)
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