今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

H氏のリクエストで、また、モミタケ探し 2008.08.31.

2008-09-04 07:05:52 | Weblog
 さぁて、夏休み最後の日だ!きっと、子供達とその親は宿題をやっつけなければならず、家に篭っているだろう。山はガラガラのはず。

 今日は、H氏のリクエストで再度、鹿が壷でモミタケを探すことになっていた。たまたま、先週にモミタケ1本を見つけたといっても、偶然の産物で、案内するだけの経験も知識も勘もない。まあ、見つかったらラッキーということで、出発した。

 鹿が壷に新米のTと着いて、待ち合わせ場所に向かう途中、H氏は既に道端にウンコ座りをして、きのこを撮影していた。近づいて何を撮っているのかを見ると、冴えないベニタケ科・・・・?と、思ったが、傘の裏を見て驚いた。ツバがある・・・。


   
アカキツネガサ近縁?


 冒頭にに言っておかなきゃならないこと・・・この日はとても沢山の、種々雑多な、しかも不明菌に多く出会ったので、時系列ではなくて似たものをまとめて並べていこうと思う。名前も調べなければならないのだが、後でゆっくりと・・・。

 最初はこの日に沢山であったLepiota sp.?から・・・



Lepiota sp.



Lepiota sp.??


   
左:クリイロカラカサタケ? Lepiota castanea Quél.
右:Hygrocybe sp.


 次はイッポンシメジの仲間、Entoloma sp. 分らないものが多い。

   
Entoloma sp.


   
コンイロイッポンシメジ Entoloma subnitidum f. cyanonigrum Hongo


   
Entoloma sp.



アカイボカサタケ Entoloma quadratum (Berk. & M.A. Curtis) E. Horak

不細工な写真でゴメンなさい・・・。


 次は見かけが似ているキノコ達・・・。もちろん、似ているのは見かけだけ・・。


   


   


   


 先週、幼菌が出始めていたウスタケの仲間は随分育ち、色も鮮やかだ。



ウスタケ Gomphus floccosus (Schwein.) Sing.


   
左:ウスタケ Gomphus floccosus (Schwein.) Sing.
右:フジウスタケ Gomphus fujisanensis (S. Imai) Parmasto


 湿度が十分だとこれ程美しい。



**ウラムラサキ Laccaria amethystea (Bull.) Murrill
**H氏が再度、調べたところ、傘裏にクモの巣膜が確認できたとのことなので、cortinarius sp.ということになった。上の写真も良く見れば、クモの巣膜がちゃんと写っている。反省・・・・。


   
左:モリノカレバタケ?? Gymnopus dryophilus (Bull.) Murrill
右:ズキンタケの仲間 Leotia sp.


 このきのこに出会うのは久し振りだ。



ミキイロウスタケ Cantharellus tubaeformis (Bull.) Fr.


 沢山であったベニタケ科から二つ。Lactarius sp. は強い粘性があり、ヒダをキズつけると弱く黄色く変色する。チチが飛び出るという感じではない。


   
左:Lactarius sp.
右:ツギハギハツ? Russula eburneoareolata Hongo


 今日の目的も忘れて小さな菌と遊んだ。出会ったきのこの半分くらいは紹介できたかな・・・?
 つづきはまた明日・・。
コメント (2)
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