今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

合宿の翌日 2008.09.21.

2008-09-23 07:13:32 | Weblog
 合宿の2日目、採集を終えた後で食事、同定会があった。昨夜もそうだったが、同定会の途中、雨がひどく降りだし、それは皆で記念撮影をした後も降り止まなかった。


 会を終えた後、M高原を目指した。途中、雨は止み明るくはなってきたが、不安な天気である。高原のホテルに到着したのは3時半頃。相棒に「もしも、雨が降ってきた時の用意は?・・・」というと、「しない!」。「そうだな、雨が降ったってたかが知れてる。きのこに雨は付き物だ。」と返す。


 カラマツ林に向かう途中、森の中を歩いてゆくと若い鹿が10頭ほど薄暗い中を走ってゆく。お尻の白いところがピョコピョコ跳ね上がって見えて、おかしな風景だった。途中で2手に分れ、本隊は森の中に消えていった。片方のグループは本隊の仲間と合流したいのか、森の中に佇んでこちらの様子を見ていた。その鹿の目がキラッと光ったような気がした・・・・。


 カラマツ林に着いたのは4時だった。4時ってこんなに暗かったかなぁと考えながら、ハナイグチを探す。ポツポツとハナイグチ、シロヌメリイグチは見つかるが、大きな発生場所には行き当たらない。ここでのハナイグチ探しはカラマツ林が広大で、しかも傾斜が急であること、その中でも一部にしか発生しないことなど、短時間での採集には全く不向きだ。


 これでは、大した収穫は望めないな、と考え始めていた頃から雨が降りだした。遠くでは雷も鳴っている・・・。やがて、土砂降りに。山の中、逃げる場所も無い。それにしてもカラマツ林はまったく雨宿りができないことが良く分かった。そうなれば開き直るしかないので、構わずきのこを探すことにした。


 着物はびしょ濡れ、雨は頭の毛から目に流れ込む。まるで、シャワーを浴びているようだ。メガネにはワイパーが欲しい・・・。暗い、見えない・・・ということで、諦めて戻ることにした。


 冷え切って、車に戻り、ホテルのトイレで着替えさせてもらった。ベルト以外全部着替えた。結局、今日も写真は撮れず、逃げるようにして帰宅した。



ハナイグチとシロヌメリイグチ


 収穫は僅かだったが、まあ、良く遊んだものだ。
コメント (2)
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