蓼科の三日目、最後の日だ。この日の予定は・・・・・、考えていなかった。蓼科山に登ろうかという気持ちもあったが、連れ合いはその気はなし。ここから車山、八島湿原ではいつもと同じ。それだけは止めてレパートリーを増やしたかった。
ホテルの受付に置いてあったパンフレットを見て、御泉水自然園というのがあることを知った。蓼科牧場を上がった所にある。パンフレットにはいろいろな花とともにヒメイチゲが咲くと書いてある。それが決め手だった。
その自然園に向かう途中、道の脇の小さな池に人だかりがあった。お年を召した団体さんがカメラに三脚を立てて写していたもの・・・・
コバイケイソウ
口々に、「こんな綺麗な風景は北海道に行ったってそうは見れない」と話しながら、機関銃のように写真を撮っている。確かに花の状態も一番良いタイミングだ。池に花が映り込んでいる。
白樺の木もいいねぇ・・・・
車に戻り自然園に向かって走った。御泉水自然園はかなり山を登ったところにあった。広大な敷地で蓼科牧場からはリフトが出ているようだ。僅かな入園料を払って中に入った。受付でヒメイチゲがどの辺に咲いているのか聞くと湿地の木道の辺りだという。でも、資料にそう書いてあっただけで、見たことはないらしい。どういうこと?ま、いいか。。
ササバギンラン
カラマツの林を通り・・・・
湿地の方に進んでゆく。
サルオガセ
沢を渡り・・・・・
木道を歩いて湿地を1周してきたが・・・・何も見つけられなかった。所々、小さな看板があって、植物の名前が書いてあるのだが、何一つ無かった。自然園を作った時には植えてあったのだろうがその後は何もしていないのだろう。草刈だけはしているようだが。。。
仕方なく、沢沿いの道を歩いて森の方へ歩いてみた。沢から斜面を登るところに・・・・
ツマトリソウ
自生のものだろう、看板はない。
シロバナヘビイチゴかと思ったものも、ほとんどがツマトリソウだった。
ミヤマキリシマ・・・・これは植生
ゴゼンタチバナ
どうも森の下生えの方が面白そうだと思い探していると・・・・・
ヒメイチゲの花後
やっと会えたと思ったが・・・・。その後、良く株か見つけたがどれも種が出来ている。
仕方なく、他を探した。カラマツの木の下ではきのこが爆発。
ナラタケの仲間かな・・・・
ハラタケ科(寝てるけど・・・・)
す、凄い・・・・
菌輪
その後、ヒメイチゲの姿を何度か見るが・・・・・
ヒメイチゲは大きな木の根元に多かった。草刈のせいかな・・・・・
諦めて出口に向かった。
何だっけ・・・・ミヤマコウゾリナ?
出口付近にはグンナイフウロが咲き始めていたが・・・・
グンナイフウロ 遠すぎて・・・・
その後、道の反対側、蓼科山の方も少し歩いてみたが・・・・
これは何?イワセントウソウ
上には滝があるようだったが、傾斜が急な道が続くようで止めてしまった。白樺湖に向かい昼飯を何とかすることにした。
つづく。