ユキミバナ
友人から福井の夜叉が池に花を見に行かないかと誘われ、土曜の朝から日曜の夜まで出掛けていた。夜叉が池は岐阜県と福井県の県境にある山の中腹、標高1100mほどの所にある池で、この季節でも沢山の花が咲いているらしい。日帰りではゆっくりと花を探すことも出来ないので、土曜は若狭から朽木辺りでこの辺りの固有種のユキミバナなどを探そうということにしていた。
朝、7時に家を出て舞鶴道を北上した。名神高速でも良かったのだが、1週間前の台風の影響で一部不通区間があったのと、名神から湖西道路へ移る辺りで毎回渋滞するのを避けたのだった。結局のところ、このコース取りは正解で、自宅から2時間ほどで最初の目的地、天徳寺に到着した。
咲いている場所などは友人がかなり調べてくれてはいたが、寺のどの辺りに咲いているかまでは分らないので、相当歩き回ることを覚悟していたのだが・・・・。
寺は高速を小浜で降りた直ぐの場所にあった。駐車場に車を停めてから支度をしてから滝に向けて歩く。石畳の道を少し進むと日陰の斜面には背丈の低い草が地面を綺麗に覆っていて良い感じだ。でも、その葉は見たことのないものだった。
何だろうと思って近づき、良く見ると・・・・
青い小さな花がポツポツと咲いていた。
何だ、このグランドカバーのように一面に葉を広げているのは、みんなユキミバナじゃないか。。。歩き始めて5分も立たないうちに見つかってしまった。ユキミバナについては調べればすぐに分ることなのだが、最近、新種として記載された花らしい。それまではスズムシバナと混同されていたのだとか。ユキミバナは背丈がとても低く、10-15cmほど、夏にM谷で見たスズムシバナは50cmくらいはあった。ユキミバナの花の筒には白い筋が入っていて、スズムシバナより上品な感じ。涼しげな水色が魅力的だ。
瓜割の滝
10分も歩くと瓜割の滝の場所まで来た。滝という感じじゃないな・・・・。あっさりと目的を達してしまったので、周囲を歩いて他に何か見つからないか、歩いてみた。
キッコウハグマ
蕾が沢山付いているが、咲くのはまだ先。閉鎖花かもしれないし・・・・
斑入りのユキミバナ
小さなホトトギスの仲間
滝の上の辺りを歩いてみる。
ユキミバナはまだ、盛期には早かったのだろうか。この花は一日花なので、一面花だらけとはならないようだ。それは、スズムシバナと同じ。
これは何だろう。シソ科で蕾の大きさからすると、結構、大きな花が咲きそうなのだが・・・・。アキギリを思わせるけれど、葉の形が違う。
??
ユキミバナ
特に密集して咲いている場所もなく、下ることにした。
ツリガネニンジン
ゲンノショウコ
降りてきた道の川に下る斜面にまとまって咲いている場所があったので撮ってみたが・・・・、これくらい。
歩き始めてから1時間。まだ、10時半だ。今日はユキミバナを探すことしか予定していなかったから、早速、困ってしまった。嬉しい誤算?
つづく。