天徳寺を出たのが10時半、友人は近くにもう一か所、ユキミバナの咲く場所を探していたが、一面のユキミバナを見てしまったので、先を急ぐことにした。花が一面というわけにはいかなかったけれど・・・
次に向かったのは朽木辺り、ここもユキミバナが咲く所だが、他のものにも期待していた。走る道はどこも、薄く泥を被ったような感じで、道の脇にはところどころに土が積まれていた。台風で道を覆った土を集めて積んであるのだろう。台風の被害はこの辺りも酷かったようだ。
そして朽木に向かう三叉路を曲がろうとすると、通行止めの表示があった。立っていたガードマンに聞くと朽木には行けないらしい。どうしても行くのであれば安曇川から廻らなければならないという。諦めた。そして次の候補に考えていた琵琶湖の内湖の散策に切り替えることにした。今津の琵琶湖沿いの国道脇に車を停めて内湖の周りを歩いてみる。
ここも台風のせいで水は増水気味。そして拙いことに、一度上がった水位が下がってきているせいで、水際の草は泥を被っていた。これじゃ、散策にならない・・・・
こいつら、なんだろう?アヒルじゃなさそう・・・
ここも諦めて、さてどうしよう。しょうがない・・・、昼も近くなったので腹ごしらえをしながら考えることにした。辿り着いたのは・・・・
今津の遊覧船乗り場前の蕎麦屋。この蕎麦、名前なんだったかな・・・・、琵琶湖周航蕎麦?忘れた。。
で、食後、何処に向かったかというと、やっぱり山側を歩こうということで、槙野から赤坂山の脇を通る林道だ。そこを走って標高をあげようといういう積りだったが、またしても登り始めて直ぐに土砂崩れで車は通れなくなっていた。仕方なく、車を降りてひたすら林道を登って行ったのだが、驚くほど何もない。
かろうじて見つけたホツツジの花
きのこ達
道の脇の斜面を覗くとスミレの葉やイワナシ、イワタバコやヤマアジサイの葉などが沢山見えているので、春から初夏までくらいは花の多い道なのだろう。でも、今は何もない。気になるのはこのアジサイの仲間の花のあと。
コアジサイ?
コアジサイは大好きな花なのだが、登り始めてからずっと山側の林の下を覆っていた。これが満開の頃、歩いたら楽しいだろうに・・・・、結局、往復で一時間歩いたが運動になっただけだった。
シソ科の?
結局、どこに行って良いのか分らなくなり、今夜の宿のある余呉の海へ向かうことにした。一時間ほど走り、谷沿いの道を登って行った。途中、橋があり、その先にトンネルがあった。トンネルも橋も綺麗だが、先で道が崩れているらしく通行止めになっていた。そのトンネルの名前は・・・・
北海道トンネル
意味が分らん・・・・、帰宅を調べてみると・・・、http://minkara.carview.co.jp/userid/488147/spot/410149/
暇な人は見てみよう・・・・
車を置いて、友人とカメラだけ持ってブラブラと歩いてみた。
トンネルと抜けるとそこは・・・・、北海道だった、なんてね。
特になにもない
川沿いの道の両側の植物を見ながら、それぞれ写真を撮りながら散策した。
ヤブマメ
ミゾソバ
三叉路になった橋の上を飛ぶトンボ
陰り始めた日にトンボがちょっと良い感じだったので撮ってみたけれど・・・
秋はシソ科の花の季節。分らないシソ科の花が並んでいた。
花の咲き始めの状態で1mくらい。
シソ科 何種類あるだろう・・・・
?
?
これは、本物のシソだ。
今、思えばそれぞれの葉の匂いを嗅いでおけば良かった。
ノブドウ
ツリバナ
ツリフネソウ
道はまた橋を渡っていて、また通行止めの柵がしてあった。
あと7kmは歩けるということかな。
そのまま進んで橋を渡り振り返る。
良い天気だ。
そろそろ戻ることにした。後は、撮り残したものを順番に。
咲き始めのヤクシソウ
ツリバナ
ボクチの仲間
その葉
クサボタン
行きにトンボの飛んでいた橋を渡り、杉林の中の薄暗い道を歩いた。
ハナタデ
杉の木の下には茗荷が沢山生えていて、その根元を覗くと花芽が沢山出ていた。幾つかを採って袋に入れた。
ミゾソバ
ノササゲ
これはヒヨドリソウで良いのかな・・・・
春にこの特徴的な葉を何度も見ている。このような斑の入った葉と普通の緑の葉があって不思議に思っていたのだが、この花は普通にヒヨドリソウのようだ。調べてみると、ジェミニウィルスに感染すると斑入りの葉はなるようだ。花を見るといろいろ分ることもあるなぁ。
結局、車に戻ったのは午後5時。それから宿に向かい、場所を大体確認してから食事を食べに行った。素泊まり4200円の宿は古いけれど広くて快適だった。隣の部屋は家族4人で同じ広さだから、一人だと寂しいくらい。夜は程々に飲んで寝た。
つづく。